自転車とアートの融合 キャニオンのハイエンドモデルに前衛的なグラフィックの限定仕様車が登場
意欲的にシグネチャーモデルをリリースしているドイツの自転車メーカー「CANYON(キャニオン)」から、色彩鮮やかなフレームの限定仕様車が登場しました。
オシャレなうえに、もともと戦闘力は高め
東京2020オリンピック出場選手の“痛車”で記憶に新しいドイツの自転車メーカー「CANYON(キャニオン)」から、フレームにアーティステックなデザインが施されたリミテッドエディションが登場しました。

世界限定50台となる「アルティメット CF SLX 8 Disc LTD トーベン・ギーラー・エディション」は、ドイツ・ベルリン在住のアーティスト、トーベン・ギーラー氏の手により、ギーラー独特の鮮やかな色彩を抽象的な配置で構成しています。手法はマスキングテープを駆使したペイントで、50台すべて本人が手作業で行なっており、ふたつと同じカラーはありません。
自転車のフレームという、ごく限られた空間の中でアートを表現するという難しいテーマですが、調和の取れたデザインで独特の世界観を演出しています。
キャニオンはアートとサイクリングの組み合わせに意欲的なブランドであり、美学とワールドクラスの高性能を持つ機能的デザインのユニークな組み合わせ、サイクリングに情熱を燃やすアーティストとのコラボレーションである「アルティメット・アーティスト・エディション・シリーズ」を制作しています。
2020年末にその第1弾である、写真家のティノ・ポールマンのデザインをリリースし、2021年5月には第2弾としてタイポグラファーのエリック・シュピーカーマンのデザインを発表。そして今回の「アルティメット CF SLX 8 Disc LTD トーベン・ギーラー・エディション」は第3弾となります。
フレームはキャニオン最高峰モデルのフルカーボン、アッセンブルしているパーツも最先端のハイエンドなもの。オシャレなうえに戦闘力は高めです。価格(消費税10%込み)は74万9000円、平均重量は7.59kgです。
【了】
Writer: 山本健一
サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。