ドイツの自転車ブランド「フォーカス」のプロユースモデルにシマノ製最新コンポーネントをセット

ドイツの自転車ブランド「FOCUS(フォーカス)」のプロユースモデル「IZALCO MAX DISC 9(イザルコ・マックス・ディスク・ナイン)」に、2021年で最新型となったシマノ製コンポーネント(ディレイラー:変速機セット)をセットアップしたコンプリートモデル(完成車)が追加されました。

今考えられる最高スペックのロードバイク完成車

 ドイツの自転車ブランド「FOCUS(フォーカス)」のプロユースモデル「IZALCO MAX DISC 9(イザルコ・マックス・ディスク・ナイン)」に、2021年で最新型となったシマノ製コンポーネント(ディレイラー:変速機セット)をセットアップしたコンプリートモデル(完成車)が追加されました。

フォーカス「IZALCO MAX DISC 9」に最新のシマノ製コンポーネント「R9270 DURA-ACE Di2」とマヴィックのカーボン製ホイール「COSMIC SL 45 D」をアッセンブルした完成車(レッド)

 2021年9月1日にリリースされたシマノ製コンポーネントは、最高スペックの「DURA-ACE(デュラ・エース9200系)」と、それに次ぐ「ULTEGRA(アルテグラ8100系)」です。

 フォーカスはドイツでも非常に規模が大きく、ロードバイクからマウンテンバイクまでスポーツバイクを手がけるスポーツ自転車メーカーです。

 上級モデルとなると、まずはフレームとフォークのセットを購入し、ユーザー自身がアッセンブルパーツを選ぶものですが、今回は発表されたばかりのシマノ製コンポーネントを組み合わせた完成車として販売されています。

ディレイラーは部分的に無線式となり、リモートで変速する

 多くのメーカーはグローバルでパーツアッセンブルが決められていますが、この車体は日本国内で組み付けを行なっており、パーツセレクトの自由度が高く、ユーザーの好みが強く反映されるホイールのチョイスが可能というメリットがあります。また、予算の面でも選択肢が広がり、ユーザーフレンドリーといえます。

 フレームはフォーカス独自の製法で弾性率の異なるカーボンを組みあわせたオリジナルカーボンチューブを採用し、空気抵抗が低い形状設計とパワーロスが少ない構造設計により、プロユースモデルとして、アマチュアのサイクリストにも人気があります。ドイツのメーカーだけに質実剛健なパフォーマンスを発揮します。

新型のデュラエース9200系をアッセンブル

 最新のシマノ製コンポーネントを日本でセットアップした「IZALCO MAX DISC 9」は、その組み合わせにより計4種類から選べるようになっています。

 デュラエースをアッセンブルし、カーボン製ホイールを装着したモデルは価格(消費税10%込み)108万9000円、アルミ製ホイールだと91万3000円。アルテグラをアッセンブルし、カーボン製ホイールを装着したモデルは86万9000円、アルミ製ホイールだと69万3000円となっています。

ホイールはフランス「マヴィック」のフルカーボン、タイヤはチューブレス

 いずれも高価ですが、サイクリストのパフォーマンスを余すことなく推進力に変換してくれる、ピュアレーシングモデルとなっています。

【了】

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Writer: 山本健一

サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。

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