スペインで子供の交通教育を考える ~バイクタレントの現地レポート~
スペインへ語学留学中のバイクタレント兼こうのす観光大使・岸田彩美さんが現地で行われている子供への交通教育について考察します。
家族連れでにぎわう本格仕様の交通公園
こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。現在バレンシア生活5ヶ月目に突入しています。想像していなかったことが起きるのは当たり前で色んな洗礼を受けながら、なんとか踏ん張っている所です。引き続き様々な事を吸収していきたいと思います。
さて、今回ご紹介したいのが子供たちの安全運転教育についてです。私が実際に見て、体験して感じたことをお伝えします。

私が通っている学校の近くには大きな公園があり、周辺に住む人たちの憩いの場となっているのですが(私もよく散歩しています)、子供向けの「交通公園」も併設されているのです。
そこで、何度か足を運んで、どんな様子なのか・使っている人がいるのかを観察しました。
この交通公園には、信号機やロータリー交差点、サーキットを彷彿させるようなトンネルまであって、超本格的なんです。交通社会のミニチュア版……みたいなイメージでしょうか。私は知らなかったのですが、日本にも各地にあるそうですね。
もちろんこの交通公園は無料で使うことができ、週末は家族連れでにぎわっています。
まだ補助輪を付けている男の子ですが、お父さんが交差点で教えている姿を見ることができました。また子供達はヘルメットを着けて自転車に乗っています。スペインでは自転車に乗る16歳以下の子はヘルメット着用が義務付けられているのです。日本はヘルメット着用が「努力義務」ですので大きな違いですよね。
実際の公道を走る前に、交通ルールを本物さながらの信号や標識、交差点で学べるのはイメージもしやすいです。

私も人が少ない平日の朝を狙って一度自転車で走ってみました。子供向けなので、トンネルは頭がぶつかりそうなくらい天井が低かったですが、私が苦手とするロータリー交差点を何度もグルグルして、公道をバイクで走る時のイメージトレーニングにも使えましたよ(笑)。
駐輪場も作られていて、乗車から駐車するまでの一連の流れを学ぶことが出来ます。大人でも勉強になることがたくさんありましたし、身近に、気軽に交通ルールを学べる公園がある事は素晴らしいなと感心しました。

バレンシアには自転車専用道路が多く作られており、そこを自転車で走っていて多く見かけるのが“手信号”をする人です。電動キックボードに乗る人も同様で、合図をする方もいます。
急に曲がる時に事故を起こさないように配慮しているんですね。バイクと違ってウインカーがついているわけではないですから、これも安全意識が高いなと感じた一コマです。
また、お子さんは視認性の高い黄色いジャケットを着て自転車に乗っている子が多く見かけます。
バイクと同じく自転車も生身で乗る乗り物ですし、スピードも出るのでリスクも高いです。しかし、危ないから乗らせないのではなく、教える事(教育)が大切であると思います。
子供たちは大人に比べて判断能力が乏しい分事故のリスクが高いそうですが、早いうちから学ぶことでそのリスクを減らせると思いますし、自分で考えさせることが大切だと思います。そして学んだ経験はバイクや車を運転する時に必要になってきます。やはり若い時から交通教育をさせるべきだと思いました。
今後、学校でも交通教育をしているのか……など、様々な安全運転の事も調べていきたいと思っています。
引き続き頑張りますので、また記事を見ていただけたら嬉しいです! 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
【了】
Writer: 岸田彩美
食べる事とインコが大好き。愛称:あやみん。2011年駒澤大学準ミスグランプリを取得後、ツインリンクもてぎのイメージガール、ツインリンクもてぎエンジェルを務めた。任期中に様々なバイクの楽しみ方に出会いその魅力に心を奪われた。トライアルデモンストレーション、MotoGP 日本グランプリでステージMCなどバイクのイベント出演や司会も務める。




