「YOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOW」2年ぶりに開催 多くのファンが訪れた日本最大級のカスタムショー
2021年12月5日に、アメリカン・カスタムの祭典「YOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOW」が2年ぶりに開催されました。新型コロナウイルス感染拡大防止策を実施した同イベントを早速、振り返ってみましょう。
ハイクオリティなカスタムバイクが一同に集結
去る2021年12月5日(日)に神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて“YOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOW 2021(ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー:以下HCS)”が好天の中、開催されました。

昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響から開催が見送られたHCSですが、今年は2019年以来、2年ぶりのゲートオープン。朝8時から開場となったのですが、それ以前の時間帯から多くの観客がパシフィコ横浜に訪れ、盛況を博しました。
毎回、海外からもゲストビルダーや物販のベンダー、メディアや観客などが訪れるHCSですが、今年は基本的に海外からのゲスト招聘を中止し、インターナショナルだったショーのムードがどのように変わるのか注目を集めたのですが、良い意味で会場前の雰囲気は例年どおりの様子。入場前の検温や手指の消毒、連絡先の記入など新型コロナウイルス対策が講じられたことによる混乱も少し予想されたのですが、観客の皆さんが整然と並び、静かに順番待ちした上で会場に入る光景は、いつもと変わらないものです。
また新型コロナウイルス対策といえば今回は会場のガイドラインに沿い、通路を広くして可能な限りソーシャルディスタンスを保つべくショーが開催されたのですが、こちらも良い意味でさほど気にならないものとなっており、例年どおりのムード。日本のアメリカン・カスタム・ショーの中で最大規模を誇るHCSゆえ、会場内は少し混雑した感じではありましたが、訪れた皆さんも騒ぐ様子もなく、静かにカスタム・カーやカスタム・バイクを鑑賞し、楽しんでいたように思います。
ちなみに今年のHCSは“30周年”と銘打ち、区切りとなるアニバーサリーイヤーとなるはずだったのですが、以前に当サイト(バイクのニュース)での主催者事前インタビューでお伝えしたとおり、今回は世の中で新型コロナウイルスが収束し、海外ゲストが招聘可能な状況になるまで、あくまでも“プレ30周年”になるとのこと。新型の変異株の出現など、いまだ予断を許さない状況が続いていますが、来年こそはこの新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、ショーが更に盛り上がることを期待するばかりです。

また、今回の“プレ30周年”では海外ゲストが招聘出来ない分、新たな試みがショーの中で多く取り入れられたのですが、オープニングを飾るライドイン・ショーは2019年のベスト・モーターサイクルを獲得したショップ「シュアショット」によるアーリーショベル・カスタムとベスト・オートモービルの「デュースファクトリー」と Andy’s Rod Worksによる 1932フォード・モデルB ロードスターが揃って入場。
さらにはショースポンサーのハーレーダビッドソンジャパンがホグホリックから貸与された1957年式初期型スポーツスターと空冷スポーツスターのファイナルエディションとなるフォーティーエイト、そして水冷DOHC60度VツインのスポーツスターSで登場。同じくショースポンサーのBMWモトラッドも当サイトでもお伝えしたとおりムーンアイズとのコラボ・マシンである“R18クラシック”で入場し、会場を盛り上げることとなりました。このBMW R18クラシックは当日の会場でムーンアイズ所属のピンストライパーであるワイルドマン石井氏がライブ・ピンストライピングを行ったのですが、その様子の詳細は当サイトにて追って紹介する予定です。

この他にも地元・横浜の老舗である「崎陽軒」とのコラボ弁当の販売など新たな試みが散見された今年のHCSですが、良い意味で変わらなかったのがカーショーやモーターサイクルのエントリーのレベル。日本最大のアメリカン・カスタムショーであるHCSでは、まさしく最高峰のマシンが全国津々浦々からエントリーされるのですが、モーターサイクルは2019年に続き、千葉のシュアショットが連覇を達成。

さらにクルマの頂点であるベスト・オートモービルにはシルバージュエリーショップのファーストアローズからエントリーされた1929年式フォード・モデルAが受賞を果たしたのですが、このアワードは前回、獲得したデュースファクトリーが6年ぶりという厳格なもので、もちろん、次回のHCSではライドインによる入場が決定しています。

新型コロナウイルスの感染拡大もまだまだ予断を許さない状況が続いてはいますが、兎にも角にもこの日本最大のアメリカンカルチャーの祭典が継続し、国境を超え、多くの人々が訪れ、本当の意味での“30周年”が開催されることを只々、願うばかりです。
【了】
Writer: 渡辺まこと
ハーレーや国産バイクなど、様々な車両をベースにアメリカン・テイストのカスタムを施した「CHOPPER」(チョッパー)をメインに扱う雑誌「CHOPPER Journal」(チョッパージャーナル)編集長。カスタム車に限らず、幅広いバイクに対して深い知識を持つベテラン編集者。




























