高回転型エンジンが楽しいカワサキ「Ninja ZX-25R」!レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

CEVレプソルインターナショナル選手権に参戦するレーシングライダー石塚健選手の、カワサキ「Ninja ZX-25R」公道インプレッションです。

大迫力サウンドでテンション爆上がり

 こんにちは!レーシングライダーの石塚健です。今回は、カワサキ「Ninja ZX-25R」の公道インプレッションを書かせていただきます。

カワサキ「Ninja ZX-25R」に乗り、奥多摩のワインディングを駆け上がる筆者(石塚 健)
カワサキ「Ninja ZX-25R」に乗り、奥多摩のワインディングを駆け上がる筆者(石塚 健)

 試乗したのは、東京都西多摩郡にある奥多摩湖周辺。信号は割と少なく、さまざまなワインディングが存在するこの場所で、公道では初めて「Ninja ZX-25R」に乗らせていただきました。

身長165㎝の小柄な僕でも両足のつま先はしっかりと路面に付きます
身長165㎝の小柄な僕でも両足のつま先はしっかりと路面に付きます

 まずは足つきですが、身長165㎝の小柄な僕でも両足のつま先はしっかりと路面に付きます。上半身はハンドルまでの距離が少しあるので、僕よりも小柄なライダーや女性には、少しポジションがキツいかな? と思うところはありました。

 そして走行。走り出しのクラッチミートからのパワーのなさ?というか、トルクの物足りなさに少しびっくり。思っていたより加速感が少なく、速度が上がるまでには多少時間がかかります。

 乗り味としては、力強さというよりもスムーズさに長けており、なめらかにスーッと加速できる印象ですが、エンジンを3000回転から4000回転くらい回すと一気にボワーっと加速していき、正に高回転型のエンジンです。

カワサキ「Ninja ZX-25R」に乗り、サウンドを楽しみながら奥多摩のワインディングを駆け上がる筆者(石塚 健)
カワサキ「Ninja ZX-25R」に乗り、サウンドを楽しみながら奥多摩のワインディングを駆け上がる筆者(石塚 健)

 そして音!サウンド!走り出しのノソっと感と共に、それを感じさせない程の甲高いエンジン音がカッコいい。ただ少し、迫力がありすぎて、街中で乗っていたら少し気になってしまうかな?という印象。サーキットで乗った時は、かなりの存在感で気持ちいいと感じたため、サウンドも合わせて楽しみたいライダーには最高の1台だと思います。

 公道でも、速度を上げて大体70㎞/hから80㎞/hくらい、回転数でいうと7000回転以上で走行すると、エンジン音やスピードも丁度よく、気持ちよく走れる印象です。

前傾姿勢のライディングポジションに気分はレーサー

 ライディングポジションも、ステップの位置は比較的高く設定されているので、膝の曲がりは割ときつめ。ストリートというよりも、サーキット等によるスポーツライディングに適している気がします。

スポーツライディングに振った前傾姿勢が体感できるカワサキ「Ninja ZX-25R」
スポーツライディングに振った前傾姿勢が体感できるカワサキ「Ninja ZX-25R」

 着座位置やグリップの位置関係を考えても、やはりスポーツライディングに振った前傾姿勢。車両重量は183kgということで、取り回しの際やライディング中のヒラヒラ感は薄く、少し重みを感じましたが、ハンドルが広く長いせいか、走行中の重さは気になる程ではありませんでした。

 と、ここまでは乗って感じたフィーリングを素直にそのまま綴ってきましたが、やはり1番伝えたいポイントは、「楽しい!!」ってこと。低中速域は加速感が付いてくるのを少し待つ感じになりますが、エンジンを回すほどにパワーが上がっていき、思わずレブリミットがあたるギリギリまで回したくなってしまいます。

カワサキ「Ninja ZX-25R」と筆者(石塚 健)
カワサキ「Ninja ZX-25R」と筆者(石塚 健)

 これをサーキットで思う存分走らせれば、めちゃくちゃ楽しめること間違いなしの1台。このバイクは、どちらかというと一般道や市街地というより、高速やサーキット走行に向いている車両だと感じることができました。

 バイクの購入や乗換えを考えている人は是非参考にしていただき、自身の使用用途にしっかりと合った愛車を選んで欲しいと思います。

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の26歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在はその世界選手権である「MotoGP」を目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2022年は、「全日本ロードレース選手権」のST1000クラスをメインに、「世界耐久選手権」、「FIM CEVREPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」にも参戦します。スポンサー募集中!応援よろしくお願いします。

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