トライアンフの電動バイク「TE-1」プロジェクト フェーズ3まで完了しプロトタイプ車が完成

トライアンフは、同社が主導する英国産業界および研究機関における4大リーダーによるコラボレーション・プロジェクト「TE-1プロジェクト」が4つのフェーズの内、フェーズ3まで終了したと発表しました。どのような進展があったのでしょうか。

英国産業界のさらなる活性化につながる電動バイクプロジェクト

 トライアンフは、同社が主導する英国産業界および研究機関における4大リーダーによるコラボレーション・プロジェクト「TE-1プロジェクト」が4つのフェーズの内、フェーズ3まで終了したと発表しました。

トライアンフの電動バイク「TE-1」プロトタイプ車
トライアンフの電動バイク「TE-1」プロトタイプ車

 英国政府ゼロエミッション車局により資金提供を受ける、トライアンフ・モーターサイクルズおよび、Williams Advanced Engineering(WAE)、Integral Powertrain Ltd、ウォーリック大学WMGによるこの特別なコラボレーションのもと行われているTE-1プロジェクトは、電動モーターサイクルの専門的なテクノロジーと革新的な統合ソリューションに焦点を当てた取り組みです。

 2021年3月にはフェーズ2までの工程を終え、2019年5月に発表された目標を達成したことが発表されましたが、2022年2月に入るとフェーズ3まで到達しプロトタイプ車が完成し、英国自動車評議会が設定した2025年の目標値を上回るテスト結果を実現。

 最終形のシャシー(フレーム、リアサブフレーム、コクピット、パネル、ホイールを含む)、ファイナルドライブシステム(トランスミッション、Gates製カーボンベルトドライブを含む)、エレクトロニクス、オーリンズ製カートリッジ式倒立フォーク、プロトタイプ車専用オーリンズ製リアサスペンションユニット、ブレンボ製M50モノブロックキャリパー、トライアンフ製車両制御ソフトウェア、Williams Advanced Engineering:製バッテリーパック、ならびにIntegral Powertrain製パワートレインの最終試作品などを採用した姿が公開されています。

トライアンフの電動バイク「TE-1」プロトタイプ車。同社のストリートトリプル・シリーズやスピードトリプル1200 RSのようなフロントフェイスが採用されています
トライアンフの電動バイク「TE-1」プロトタイプ車。同社のストリートトリプル・シリーズやスピードトリプル1200 RSのようなフロントフェイスが採用されています

 今回の発表に際し、トライアンフのチーフ・プロダクト・オフィサーのスティーブ・サージェント氏は次のようにコメントしています。

■トライアンフ・チーフ・プロダクト・オフィサー/スティーブ・サージェント氏 
「フェーズ3では、トライアンフ初となる電動プロトタイプ車を実際にカタチにすることが最重要課題でした。トライアンフがプロジェクト参画組織とともに完成させたプロトタイプ車は、トライアンフのDNAをはっきりと感じることが出来る魅力的なルックスに加え、ありあまるほどのポテンシャルを秘めた完全新設計の電動パワートレインを搭載しており、その出来映えに大変満足しています。

 フェーズ4では、このプロトタイプ車の開発をさらに押し進めるとともに、参画組織の最先端技術をトライアンフの知識と技術で最終的にひとつにまとめ上げ、トライアンフの電動化戦略の柱となるような結果を得ることを目指します。プロジェクトがこの段階までくると、バイクのドライバビリティやハンドリングやキャラクターの開発を進めるには、実際に乗って検証するほかないことを私たちは経験上知っています。今後も、これまでにないほどエキサイティングで直感的で扱いやすいライディング体験を目指して努力を続けていきます。完成したプロトタイプ車に乗るのが実に楽しみです」。

※ ※ ※

 日本メーカーにおいては次世代の動力として電気のほか、水素エンジンの開発も進められていますが、今後はどのようなモデルに次世代の動力源が採用されていくのか注目したいところです。

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