デザインが奇抜すぎるバイクをピックアップ!

長い歴史を持ったバイクには、デザインや機能など一言で言えば”奇抜”なモデルが多数存在します。いったいどのような奇抜なモデルが存在しているのでしょうか。

斬新さと奇抜さを追求した個性的なバイクたち

 バイクはそれぞれ仕様も外観も多種多様なため、一言で言えば”奇抜”なモデルも存在しますが、これまでにどんな奇抜なモデルが販売されてきたのでしょうか。

1986年に発売されたスズキ「GSX 400Xインパルス」
1986年に発売されたスズキ「GSX 400Xインパルス」

 まずひとつ目の車種は、1986年に発売されたスズキ「GSX 400Xインパルス」です。デザインを手掛けたのは同社の「GSX1100Sカタナ」を手掛けたハンス・ムート氏で、それまでにないような奇抜なデザインと、当時の先進的なメカニズムを積極採用したモデルでした。

 紺色と朱色のツートンカラーになっており、ヘッドライトカバーのデザインがトラス型鉄塔を彷彿とさせたのか、「東京タワー」というあだ名でも呼ばれていました。

ユニークなエンジンを採用した「GSX 400Xインパルス」
ユニークなエンジンを採用した「GSX 400Xインパルス」

 また、全く新しいスポーツモデルを目指すというシンプルなコンセプトで設計された「GSX 400Xインパルス」は、エンジンの冷却がとてもユニークなモデルでもあります。

 シリンダーヘッドには水冷、シリンダーブロックは空冷、ピストン内は油冷というSATCS(スズキ・アドバンスド・スリーウェイ・クーリング・システム)機構を取り入れていました。

 また、エンジンには398ccの4気筒DOHCエンジンが採用されており、最高出力59ps、乾燥重量153kgを誇ります。加えて、後輪のサスペンションには、路面の追従性、接地性に優れたE―フルフローターサスペンションを採用しています。カテゴリー自体はロードバイクにされていますが、スーパースポーツバイクのような性能を誇っていたとされています。

左右のリアカバーに収納スペースを採用したスズキ「SW-1」
左右のリアカバーに収納スペースを採用したスズキ「SW-1」

 ふたつ目の車種は、スズキ「SW-1」です。「SW-1」の大きな特徴ともいえるのが、普通のバイクでは燃料タンクとなっている位置が収納スペースになっており、燃料タンクはシート下に配置されている点です。

 このデザインが、1991年の東京モーターショーで参考出品された際に注目を集め、1992年にはグッドデザイン賞まで受賞しました。また、左右のリアカバーも収納スペースとなっており、十分な機能性が備わっています。

 搭載エンジンには空冷単気筒の249ccを採用しており、最高出力20psを誇るほか、乾燥車両重量は168kgです。また、250ccクラスでは珍しいベルトドライブを採用し、ギアの変速で靴の表面に擦れキズをつけないよう、シーソー式のペダルが用いられていました。

 しかし、新車価格は68万8000円と、当時としては非常に高価であったことから、約3年という短い期間で生産を終了しています。

ヤマハのLMWテクノロジーを採用した「NIKEN(ナイケン)GT」
ヤマハのLMWテクノロジーを採用した「NIKEN(ナイケン)GT」

 3つ目の車種は、ヤマハの現行モデル「NIKEN(ナイケン)GT」です。三輪バイクのようなその見た目から、普通免許がないと運転できないように見えるかもしれませんが、大型二輪車扱いのフロント二輪バイクモデルです。

 最大の特徴であるフロント二輪は、ヤマハ独自のLMWテクノロジーによって、車体をライダーの体重移動によってバンク角45度まで傾斜させられます。そのため、他のバイクのように、ワインディングが楽しめる三輪バイクとなっています。

ヤマハのLMWテクノロジーを採用した「NIKEN(ナイケン)GT」
ヤマハのLMWテクノロジーを採用した「NIKEN(ナイケン)GT」

 排気量845㏄水冷DOHC直列3気筒エンジンを搭載しており、最大出力は116ps、車体重量は267kgです。また、軽量なアルミ製の燃料タンクを搭載し、容量は18Lを誇ります。加えて、グリップウォーマーを標準装備しているため、冬の寒い時期も快適に運転操作が可能です。

 カラーは、マットダークグレーとマットブルーの2色をラインナップしており、メーカー希望小売価格は198万円に設定されています。ただし、受注生産のみとなっているため、生産可能上限に達すると、購入まで次年まで待つ場合もあります。

ホンダのアドベンチャーモデル「NC750X」
ホンダのアドベンチャーモデル「NC750X」

 そして4つ目の車種は、アドベンチャーモデルの快適さ、アップハンドルでの運転の容易さを楽しむクロスオーバーモデル、ホンダ「NC750X」です。

 デザインに奇抜性はあまりないものの、スズキ「SW-1」と同様、一般的な燃料タンクの位置に、フルフェイスヘルメットが収納可能な容量23Lのラゲッジボックスが配置されているのが大きな特徴です。

 また、燃料タンクはリアシートの下に位置しており、バイクの重心を集めるのに一躍買っています。タンク容量は14Lで、給油の際はパッセンジャーシートを上げると給油口が見えます。

排気量745cc水冷直列2気筒エンジンを採用
排気量745cc水冷直列2気筒エンジンを採用

 搭載エンジンは745cc水冷直列2気筒を採用しており、最高出力は58psを誇ります。
また、NC750Xには通常のマニュアルミッションとDCT(Dual Clutch Transmission)の2つの仕様が存在し、DCT仕様なら大型二輪AT限定で運転可能です。

 その他にも、バイクの走行状態を色で表示するユニークなカラフルインジケーターを装備しており、エンジンの回転数や燃費、ギア、ライディングモードなど画面を注視しなくても、視界の端に入れておけば色で判断できるようになっています。

 ボディカラーはグランプリレッド、パールグレアホワイト、マットバリスティックブラックメタリックの3色をラインナップしており、メーカー希望小売価格はMT仕様が92万4000円、NC750XDual Clutch Transmission仕様が99万9000円に設定されています。

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 バイクの歴史の中で、デザインと機能に工夫をこらした奇抜なモデルは、当時も今もライダーを驚かせてくれます。本記事でピックアップしたバイクと、その他の現行モデルのデザインや仕様を実際に見比べてみると、新しい発見があるかもしれません。

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