125生産終了のいま通勤快速の座を守るアドレス110! その実力いかに!?
『アドレス125』を買っておいてよかったと思う一方で、気になる弟分がいます。2015年から売られている『アドレス110』です。

こちらは生産終了ではなく生きながらえているから、スズキの原2スクーターはいま『アドレス110』一択になってしまいました。上級モデルの『スウィッシュ/リミテッド』もいつの間にか生産終了になっています。

前後ホイールは14インチと大きく、その分でしょうか、フロントのインナーパネルが膝のすぐ近くまで迫り、足元は狭くなっています。ただし125同様にフルフラットで、他社のモデルと比較すれば窮屈さは感じません。『アドレス125』がやたらと広いのです。
■アドレス110/125比較
装備重量 100kg/109kg
エンジン 空冷4サイクルSOHC2バルブ単気筒/←
始動方式 キック・セルフ併用式/←
排気量 112cc/124cc
最高出力 9.4PS/8.8PS
前輪サイズ 80/90-14/90/90-12
後輪サイズ 90/90-14/100/90-10
前輪ブレーキ 油圧式シングルディスク/←
後輪ブレーキ 機械式リーディングトレーリング/←
110が守る通勤快速の称号
加速力があって、さすがはアドレス。大きなギャップを乗り越えても車体は安定し、大径ホイールになっても小回りが効き、混雑した道路もスイスイ走ります。通勤快速の名は『アドレス110』がしっかり守っているではありませんか。

アナログメーターは豪華さなどありません。視認性が良く、実用的。燃料計が備わっていれば、充分と言わんばかりで、やはり時計もありません。
タンデムもしやすい段差の少ない、座面の広いシートも125から踏襲。荷掛けフック付きのアルミ製リヤキャリアは大きく、トップケース装着時にはベースとして機能してくれます。

シート下はヘルメット1個が入る想定でしょうか、さほど広くありませんが及第点。センタースタンドを標準装備するのも125と同じです。
新車価格は22万5500円で、お買い得感は圧倒的です。「迷ったら定番」、原2スクーターでもそう言えるかもしれません。

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。















