【MotoGP第6戦スペインGP】ついに到達した表彰台の頂点!! Moto2小椋藍選手が初優勝を飾る
2022年5月1日、MotoGP第6戦スペインGPの決勝レースがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行なわれ、Moto2クラスに参戦する小椋藍選手(イデミツ・ホンダ・チームアジア)が初優勝を飾りました。
パーフェクトなレース展開、ついに表彰台の頂点に立つ
2022年シーズンのMoto2クラスに参戦する唯一の日本人ライダー、小椋藍選手(#79/イデミツ・ホンダ・チームアジア)は、第6戦スペインGPでは初日から好調で、土曜日の予選で初のポールポジション(1番手)を獲得しました。

翌日、日曜日に行なわれた決勝レースではスタートからトップをキープすると、他のライダーの追随を許さず、そのままトップでフィニッシュ。2019年からフル参戦を開始したロードレース世界選手権で初優勝を飾ったのです。Moto2クラスの日本人ライダーとしては、長島哲太選手の2020年カタールGP以来の優勝となりました。
フィニッシュラインを超えた瞬間、小椋選手は一瞬の感情を爆発させるように左手をぐっと振り下ろしました。小椋選手はMoto3クラス、Moto2クラスでこれまでに何度も表彰台を獲得してきましたが、喜びをあらわにすることは多くはありませんでした。それは、さらに高い場所を目指していたことがひとつにはあり、もうひとつには、己にかかっている期待を知っていたからです。

ついに上った表彰台のいちばん高いところで、小椋選手は表彰台を見上げる青山博一監督をはじめとする笑顔のチームスタッフにトロフィーを掲げました。
レース後、MotoGPドットコムのバックドロップインタビューの中で、小椋選手は次のようにレースを振り返っています。
「今日は100パーセント、うれしいです。これ以上のものはありません。昨日はMoto2クラスで初のポールポジションを獲得して、今日は1番手でスタートし、トップでフィニッシュしました。パーフェクトなレースだったと思います。チームは完ぺきなバイクを準備してくれました。チームにお礼を言いたいですね」

「日本のファンが僕に優勝を望んでいるのはわかっていました。これまで常に2位か3位でしたから。僕も本当に優勝したかったし、チームもとても優勝を望んでいるのを感じていました。ついに達成できて、本当にうれしいです」
小椋選手は2022年シーズン、第6戦スペインGPまでに3度の表彰台を獲得してチャンピオンシップのランキング2番手につけています。Moto2クラス参戦2年目の今季、さらに強さを増していることは間違いありません。小椋選手のさらなる躍進が期待されます。

■Moto2クラスとは……
Moto2クラスはトライアンフ「ストリートトリプルRS」の3気筒765ccエンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。2021年8月、トライアンフによるエンジン供給は2024年まで延長された。タイヤはダンロップのワンメイク。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。





