「東京国際フォーラム」の地下に初のバイク駐車場 2022年7月1日から利用開始 小池都知事が都立施設での整備拡充を宣言

小池百合子東京都知事は2022年6月24日の定例会見で「利用者の利便性を高めるということで、バイク駐車場の提供をしてきた。今後増やしていく」と発言。東京・丸の内のコンベンションホール「東京国際フォーラム」地下駐車場ほか、既存、新規施設を問わずバイク駐車場の設置を増やしていくことを明らかにしました。

東京の代表的なコンベンションホールで、バイク駐車が可能に

 小池百合子東京都知事は、2022年6月24日午後の定例会見で、「東京国際フォーラム」の地下3階にバイク専用駐車場10台分を設置し、同年7月1日から利用を開始することを話しました。

2022年7月1日、東京国際フォーラム有楽町駅側の地下駐車場入り口から入庫できるようになる
2022年7月1日、東京国際フォーラム有楽町駅側の地下駐車場入り口から入庫できるようになる

 東京都には二輪車の駐車場附置義務条例がなく、東京モーターサイクルショーが開催される東京ビッグサイト(江東区有明)や都庁付近の専用駐車場を除いて、バイクが駐車できる施設が限られています。

 東京駅南口から有楽町駅にかけて位置する東京国際フォーラムは、東京の代表的な国際コンベンションホールで、大型車も収容する地下駐車場を持つ施設です。この駐車場でバイク利用が可能になることは、東京都の駐車場施策を象徴するものと言えます。2019年にも関係者が都知事に要望していましたが、この時は実現しませんでした。

 小池氏は、このほかにも東京2020オリンピックパラリンピックの水泳競技会場となった「東京アクアティクスセンター」(江東区辰巳)で2023年春に20台、2022年10月に新規オープンする多摩産業交流センター「東京たま未来メッセ」(八王子市)でも8台のバイク駐車場を整備します。

 東京国際フォーラムという代表的な施設での受け入れをスタートして、オリパラ競技会場から一般施設への改装、新規施設での受け入れを進めていく意味について、小池氏はこう話します。

「これからも利用者のニーズ、スペースをふまえて都立施設での提供を広げていく」

 これまで東京都は、バイクを受け入れるか否かは、施設の運営会社の判断と、積極的なバイク駐車場整備に消極的でした。東京都政策企画局も、都の施設でバイクの受け入れを進めていく用意があると言います。

「バイク駐車場を3施設に限定的に設けるということではなく、まさに知事の言われるように、利用者の利便性を高めるということでバイク来訪者のために駐車場を提供していく」(政策調査課)

小池百合子東京都知事
小池百合子東京都知事

 小池氏は国会議員時代、阪神淡路大震災の復興支援に原付バイクで被災地を周り、オートバイ関連の議員連盟にも所属していました。小池氏の思いです。

「私は二輪車の活用を常々申し上げてきた。ただ、停めておくとあっという間に駐禁のステッカーを貼られてしまう。遠いところにしか停められないとバイクの意味がなくなる。まずは都立の施設での駐車場を作ろうと調整してきた。ようやくこれだけできるようになった。バイクを運転される方は気を付けて快適に利用いただければ」

 東京都ではバイクの駐車場整備は、思うほど進んでいません。自転車の駐輪と同様に法律に定められた排気量50ccバイクの駐車場整備すら手つかずの自治体もあります。都の施設での受け入れが、都心部での拡充のきっかけとなることが期待されます。

■東京国際フォーラムでのバイク駐車方法
場所:地下3階駐車場内
台数:10台
時間:7時から23時30分
料金:100円/1時間(5時間まで)
・10時間までの上限500円。10時間を超えて1時間ごとに100円を加算。
・現金、クレジットカード、交通系ICカードの利用が可能。
・当面の間、料金収受員への手渡し清算。

【画像】東京国際フォーラムのバイク駐輪場を見る(6枚)

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Writer: 中島みなみ

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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