様々な走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.Sの機能を向上

　スズキは、大型二輪車「V-STROM 1050」の一部仕様変更と、新型海外向けモデル「V-STROM 1050DE」の設定を発表。2023年1月より、欧州・北米を中心に全世界で順次販売が開始されます。

　今回の一部仕様変更では、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ／ダウンが可能な双方向クイックシフトシステムが採用されたほか、クルーズコントロールシステムが設定可能な速度域やギヤポジションの範囲が広げられるなど、様々な走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S（スズキインテリジェントライドシステム）の機能が向上されました。

　さらに、S.I.R.Sの設定状況を含む様々な情報を表示する5インチ大画面カラーTFT液晶メーターを採用。長距離ツーリングに求められる使い勝手や利便性も向上されています。

　また、新たに設定されたV-STROM 1050DEでは、長距離ツーリングの過程で未舗装路まで足をのばすことを想定し、トラクションコントロールシステムに専用のGモードを追加。リヤブレーキのABS解除モードを設定し、未舗装路での操縦安定性が高められました。

　また、専用のディメンションが採用され、フロントには大径の21インチホイールを装着。前後タイヤにセミブロックパターンのタイヤが採用されています。

　さらに、標準車よりも左右に20mmずつ幅を広げ、衝撃吸収性能を向上させたハンドルバーや、アクセサリーバー、地面の飛び石等からエンジン下部を保護するアルミ製エンジンプロテクターも採用されました。