謎のトラブルにまさかの転倒……EWC第3戦となる「鈴鹿8耐」予選の模様は? レーシングライダー石塚健のレースレポート
「FIM 世界耐久ロードレース選手権(EWC)」第3戦、鈴鹿サーキットで開催された『2026 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会』に参戦した、レーシングライダー石塚健選手のレポートをお届けします。
予選ギリギリでチームベスト更新
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。
2026年7月3~5日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された、「FIM 世界耐久ロードレース選手権」の第3戦、「鈴鹿8時間耐久ロードレース第47回大会」に参戦したレポートをお届けしたいと思います。それでは行ってみましょう!
サーキットへの搬入は、レース1週間前となる6月28日(日)から。2日間かけてピットやサインエリア、チームスイート等の設営を行い、火曜日から始まる長いレースウィークに向けて準備を進めます。
翌日スタートしたフリープラクティス。初日、2日目と様々なテスト項目、確認作業を進め、両日共にクラス3番手タイムを記録し、順調なスタートを切ることができました。
水曜日は走行がない休息日。とはいえ各チーム車検や装備チェック、ピット練習などを行います。他にもレースに向けてのミーティングなど、意外とバタバタであっという間の1日でした。
公式セッションの開始となる木曜日は、2時間のフリープラクティスの後、予選というスケジュールです。

フリープラクティスの走り出しからマシンに違和感があってピットイン。コーナーでマシンに大きな挙動が出てしまい、あわや転倒というまともに攻めることができない状況です。
火曜日のフリープラクティスからセッティングに変更は行っておらず、不可解なトラブルにチーム全体が困惑し、原因解明に全力を尽くします。
結果的には未だに解明はできておりませんが、サスペンション等様々なパーツを予備バイクから移植し、なんとか予選に前に走行可能な状態になりました。
チーム判断により、残り10分程度のところで中古の予選用タイヤを履いて予選テストを行いますが、ハイスピードコーナーでの激しいハイサイドにより転倒。幸いにも身体に大きなダメージはありませんでしたが、火曜日までの好調さを一気にゼロにしてしまう形に。
怪我を負っていた状態での参戦だった為、転倒には注意を払っていましたが、チームによるミスや謎のトラブル、転倒と、フラストレーションの溜まる状態へと一変してしまいました。
悪い流れを断ち切るべく、予選1回目はバイクの確認のみで、タイムアタックはキャンセル。問題が無ければ2回目でアタックという作戦に変更します。
予選1回目、ディエゴ選手がまさかの計測1周目で転倒を喫してしまいノータイム。不運は続き、予備カーが廃車レベルの損傷を負ってしまいました。
予選2回目に向けては、やむをえずここまで温存してきたレースバイクで走行することになりました。自分も本来の力を発揮できずに終えてしまいますが、ライダーブルーのケビン選手が、最後にチームベストとなる2分6秒台をマークし、チームを盛り上げてくれました。
予選結果は総合25位、クラス5位で通過となりました。
ということで、決勝レース当日の模様はあらためてお届けします!
それではまた!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









