【MotoGP第11戦カタルーニャGP】Moto2小椋藍選手 3番手スタートから7位フィニッシュと不本意な結果に
MotoGP第11戦カタルーニャGPが、2023年9月1日から3日にかけてスペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行なわれました。Moto2クラスに参戦する小椋藍選手(イデミツ・ホンダ・チームアジア)は、決勝レースを7位でゴールしました。
良い流れから一転、苦しい展開に
MotoGPのMoto2クラスに参戦する小椋藍選手(#79/イデミツ・ホンダ・チームアジア)は、前戦オーストリアGPで今季2度目の表彰台となる3位を獲得し、カタルーニャGPを迎えました。初日を総合1番手で終え、土曜日の予選ではポールポジション(予選1番手)こそ逃したものの、3番手。目標としていた1列目を確保します。

良い流れはできていました。小椋選手自身、土曜日を終えて「今回は相当うれしいですよ」と語っていたのです。カタルーニャGPは小椋選手にとって「全く得意ではない」サーキットでしたが、ある改善がうまくいったのだと言います。
「基本的にバイクの方向性は(これまでと)似ているんですけど、走りのアプローチを変えてみたらそれがよかったので、それに合わせてチームがバイクを持っていってくれたんです」

しかし、1列目3番手からスタートした決勝レースは、土曜日までの好調さからは一転、苦しい展開となりました。
レース序盤にペースが上がらない小椋選手は、トップ争いを演じる前のライダーについていくことができず、後方からやってきたライダーたちに次々にかわされていきます。中盤以降は7、8番手を争う格好となり、最終的に7位でゴールとなりました。

こつこつと積み上げて結果に結びつけるタイプの小椋選手は、初日から速く予選でも良い位置につけることができていれば、通常のレースではミスも少なく、優勝や表彰台はほとんど疑いようがありません。そういうレースウイークでの安定感はずば抜けているのですが……。
レース後、言葉少なに取材に応じた小椋選手に、納得のいかない結果になってしまいましたね、と振れば、ぽつりと「そうですね」と答えます。

バイクについて土曜日から変更したところはなく、風が強かったとはいえコースのコンディションが大きく違っていたわけでもなかったと言います。ただ、今回はそれ以外のところで何かイレギュラーなことが起こっていたのかもしれません。
次戦のMotoGP第12戦サンマリノGPは、9月8日から10日にかけて、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行なわれます。
■Moto2クラスとは……
Moto2クラスはトライアンフ「ストリートトリプルRS」の3気筒765ccエンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。2021年8月、トライアンフによるエンジン供給は2024年まで延長された。タイヤはダンロップのワンメイク。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。




