事実上のルーマニア選手権開催サーキット! 「モーターパーク ルーマニア」ってどんな場所?レーシングライダー大久保光の海外生活
レーシングライダーの大久保光選手が行ったルーマニアでのサーキット視察。そのレポートです。
ルーマニアにある唯一のサーキット
皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。
今回は前回のルーマニアの記事の続き、第2弾ということでルーマニアの首都、ブカレストの郊外にあるサーキット、「モーターパーク ルーマニア」について書きたいと思います。
前回お話したMotoGP解説の仕事は時差の関係で午前中には終わってしまったので、そのままモーターパーク ルーマニアの見学に行ってきました。

このコースは事実上のルーマニア選手権が開催されているサーキットで、全長は約4.1kmと長く、荒野の真ん中に作られたサーキットということもありアップダウンはほぼなく、フラットなレイアウトというのが特徴です。
ブカレストからクルマで約1時間のところにあり、ピットボックスもキチンと整備されている、しっかりとしたロードコースというのが第一印象でした。
実はこのサーキット、オーナーの趣味で作り始めたコースで、完成したのは2015年。しかしその時はコースももう少し距離が短く、ピットボックスもなかったとのことです。そこからオーナーさんのビジネスの傍、少しずつサーキットの距離を長くしたりピットボックスを作たりと、設備投資を行って今に至るそう。
コース自体は完成していますが、ピットボックスや安全面はまだまだこれからもっと改善していき、将来的には国際レースも開催できる規模にしたいとのことでした。

ちなみに、このサーキットができる前からルーマニア選手権というものはあったらしいのですが、コースが無いため飛行場の一角を借りて、そこにパイロンを並べる形で簡易的にコースを作り、開催されていたとのこと。
このサーキットが出来てから、しっかりとしたロードコースでレースができるようになりました。しかし、最初に「事実上」のルーマニア選手権が開催されていると書きましたが、その理由はこのサーキットが出来てからしばらくして、オーナーとルーマニアのモーターサイクル連盟との間で話し合いをおこないましたが、お互いに条件が折り合わずそれならサーキットオーナーとして独自でレースを開催するということになり、正式なルーマニア選手権とは言い切れないのが実情。
ライダーやチーム側は、もちろんしっかりと整備されたサーキットでレースをしたいとのことで、ほとんどのライダー、チームがこのサーキットのオーナー側に付き、正式にはルーマニア選手権ではありませんが事実上のルーマニア選手権がこのサーキットで開催されるようになったという訳です。

なお、レースは年間5戦行われ、同じサーキットですが開催ラウンドによって時計回りか反時計回りかを変更する形でコースレイアウトを変えて行われています。クラスもS300、S600、S1000があり、S300は単気筒300ccまでで、主にBMW「G310」が活躍しています。
そしてS600、S1000に関しましては4気筒のマシンでレースが行われており、ホンダ「CBR600RR」やヤマハ「R1」などが活躍。
実際にオーナーさんと夕食を食べながら色々と話をすることができ、もし走りたいのならいつでもトレーニングで走って良いと言っていただけた上に、マシンも貸してもらえるとのことなので、お言葉に甘えさせてもらって来年は何回か走りに来てみよう思います。
またレースにもぜひゲストとして参加して欲しいとのことだったので、もしかしたら来年はこのルーマニアのレースにも何戦か参戦するかもしれません。
今後海外でレースしてみたい日本人、アジア人ライダーがいれば、一緒に挑戦してみても面白いかもしれません。
Good luck this weekend 💪@Tech3Racing pic.twitter.com/KG1Uoyj03Z
— Hikari Okubo 大久保 光 (@hikari_No78) November 8, 2023


















