バイクで立ちごけ!どのように対処するのが正しいの?
バイクに乗っていたらだれもが立ちゴケを経験することでしょう。立ちゴケで大きな怪我をすることは珍しいですが、場合によっては二次災害に発展することも。では、もし立ちゴケしてしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。
腰を痛めないよう注意!正しい引き起こしの方法は?
バイクに乗っている人なら、ほとんどの人が立ちゴケを経験したことがあるでしょう。パニックのあまり慌てて起こそうとするも全然動かず、バイクの重さに絶望した経験があるという人も一定数いるはずです。

立ちゴケ自体で大怪我をすることは珍しいもの。しかし、対処方法を間違ってしまえば大きな事故や怪我に発展することも考えられます。では、立ちゴケしてしまった場合はどのように対処するとよいのでしょうか。
公道や駐車場の通路など、後続車が来る可能性のある場所では、まず安全を確認することが重要。倒れたバイクを起こそうとしゃがんでしまうと、後続車から見えづらくなり、事故を誘発する危険性があります。かならず周囲の安全の確認が取れてから引き起こしをおこなうようにしましょう。
周囲の安全が確認できたら、引き起こしに移ります。エンジンが動いている場合は速やかに停止しましょう。メインキーに手が届かない場合はキルスイッチを操作することでエンジンを停止することができます。
次に、バイクが右側に倒れてしまった場合はサイドスタンドを出します。左側に倒れてしまった場合は気にせず次の手順に進みます。
引き起こしの際には、起こす際の力が逃げないようにすることが重要。ギアを1速に入れて後輪をロックし、フロントブレーキを握ります。そうすることでバイクが無駄な方向に動かず、力を伝えやすくなります。
なお、倒れた方向や場所の状況によっては、これらの工夫がしづらいことも。その場合は無理に工夫しようとする必要はありません。なお、フロントブレーキはヘアゴム等を使用して固定することも可能です。
ここまでの手順が済んだら、いよいよバイクを起こす作業に入ります。
バイクは重く、中型バイクであれば150キロ前後、平均的な大型バイクともなれば200キロ前後の重さがあります。コツを意識せずに起こそうとすると身体を痛めてしまうこともあるでしょう。
では、どのように起こせばよいのでしょうか。
まず、絶対に上半身だけの力で持ち上げてはいけません。大きな力を発揮しにくい上に腰や背中への負担が大きく、最悪の場合腰や背中を痛めてしまいます。

バイクを引き起こす際は、下半身の力をうまく使う必要があります。倒れたバイクの方を向いてバイクの横にしゃがみ、片手でハンドル、もう片手でシートレールを掴みます。
その状態で上半身をタンク、またはシートの部分にしっかりと密着させ、起こす際に力が伝わりやすいようにします。これらの姿勢が取れたら、バイクを斜め上、もしくはほとんど水平に押すように脚力を使って押し出します。
こうすることでバイクは起き上がります。無事に起こすことができたら、交通の妨げにならない場所にバイクを移動させましょう。

なお、立ちゴケしてしまった場合、外装、パーツの傷は避けられないもの。打ちどころが悪ければ、レバー、ペダルやウインカー等のパーツが破損してしまうこともあるでしょう。立ちゴケといえど、パーツの破損により自走が難しい状態になってしまうこともあります。
金属製のレバーやペダルは多少の曲がりであれば曲げ直すことも可能ですが、アルミの場合は折れやすく、曲げ直しが成功するとは限りません。安全な運転に必要な操作ができないと感じた場合、無理をせずロードサービスを呼びましょう。
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立ちゴケは誰にでも起こりうることなので、熟練のライダーでも疲れている時や気が緩んだ時に立ちゴケしてしまうことはあります。
大事なのは、絶対に立ちゴケをしないことではなく、万が一立ちゴケをしてしまっても安全に対処できるようになっておくこと。立ちゴケした際に正しく対応できるよう、あらかじめ対処法を確認しておくとよいでしょう。





