パーキングメーターの「貨物車」スペース…バイクが停めたら違反?

街中で気軽に利用できるパーキングメーターは、クルマよりも駐車場が少ないバイクを止める際の救世主とも言えます。では、パーキングメーターでたびたび目にする「貨物車」と表記されているスペースにもバイクを駐車してもよいのでしょうか。

パーキングメーターの「貨物車」スペースにバイクを停めてもOK?

 2006年に道路交通法が改正されたことにより、駐車違反の取り締まりが強化されました。これによりバイクを気軽に停めることができなくなったため、駐車場所を探して街中を走り回ったことがあるライダーも多いのではないでしょうか。

パーキングメーターが設置されているのは「時間制限駐車区間」といわれる場所
パーキングメーターが設置されているのは「時間制限駐車区間」といわれる場所

 そんなとき便利なのが道路脇にある「パーキングメーター」。クルマだけの駐車スペースだと思われがちですが、実はバイクも停めることができます。

 パーキングメーターが設置されているのは「時間制限駐車区間」といわれる場所です。コンビニで買い物をするときや、郵便局や銀行に用事があるときなど、短時間だけ停めたい場合に1時間300円で利用できるので非常に便利です。

 パーキングメーターの機械は1つの駐車枠に1台ずつ設置されており、枠内に駐車するとパーキングメーターのセンサーが車両を感知して、自動的にタイマーを作動させ駐車時間を測定する仕組みです。

パーキングチケット方式では、バイク用のスペースが確保された場所も存在する
パーキングチケット方式では、バイク用のスペースが確保された場所も存在する

 また、時間制限駐車区間では「パーキングチケット」が設置されている場合もあります。清算方法が違うだけで、料金や駐車ルールはパーキングメーターと基本的に同じです。

 枠内に停めたら、歩道に設置された発給機に駐車料金を支払いチケットを受け取ります。チケットには領収書が一緒についていて、その部分をはがすと貼れるようになっています。バイクの場合は、チケットをハンドルやタンクなど目立つところに貼り付ければよいでしょう。
 
 バイクでパーキングメーターを利用する際も、駐車方法や料金などは基本的にクルマと変わりません。ただし、クルマよりも車体が小さいバイクは、センサーがしっかりと感知できるように駐車位置を考えて停める必要があります。

 ではパーキングメーターのうち、「貨物車」と表記されているスペースにも、バイクを停めてもよいのでしょうか。

パーキングメーターの貨物スペースは重要な役割を担っている
パーキングメーターの貨物スペースは重要な役割を担っている

 市街地や中高層ビルなど、集配に時間がかかる都市部で配達をおこなう業務車両にとって、パーキングメーターの貨物スペースは重要な役割を担っています。配達はこまめにクルマを停めて荷物の積み下ろしをする必要があるので、安心して業務に専念できるように貨物車両のための大きめのスペースが設置されました。

 パーキングメーターに関しての取り決めは、各都道府県に設置されている公安委員会によっておこなわれています。つまり、貨物車スペースに一般車両が利用して良いかどうかは、都道府県ごとに異なっているのが現状です。

 例えば、京都府では貨物車スペースに一般車を停めると駐車違反になりますが、東京都では駐車違反になりません。そのため、禁止されていない都道府県であれば、貨物車スペースにバイクを停めても違反にならないことになります。

 ただ、他のスペースが空いているのに、わざわざ貨物車スペースにバイクを停めるような行為はやめるべきでしょう。貨物車が停められなければ、配達が滞ってしまい業務に支障をきたす可能性があります。

 一般のスペースが空いておらず、緊急で停めなければならない場合は仕方ありませんが、基本的には一般のパーキングメーターの駐車スペースを探して停めるようにしましょう。

パーキングチケット方式では、バイク用のスペースが確保された場所も存在する
パーキングチケット方式では、バイク用のスペースが確保された場所も存在する

 なお、パーキングチケット方式では、バイク用のスペースが確保された場所も存在します。設置されている場所は多くはないものの、都内では表参道や銀座、立川などにあるようです。またバイク用なので駐車枠がコンパクトに設計されており、路面に「二輪車」と書かれています。

 利用の手順はクルマのパーキングチケットと同じですが、バイク専用の黄緑色のチケットが発給されます。クルマよりも割安になっており、料金は1時間100円で非常にお得です。

 なお、パーキングメーターにバイクを停めるときは、1つのスペースに1台だけと決められています。クルマ用のスペースは広めですが、2台停めると違反になるので注意が必要です。

 そして、枠内からバイクがはみ出さないように停めて、駐車する際はセンサーがしっかり感知しているか確認します。これらが守られていないと駐車違反になってしまいます。

 また、何らかの衝撃でバイクが動いてしまわないように、ハンドルロックをかけておくことも重要です。なお、駐車中にセンサーが途切れてしまったりバイクに貼り付けたチケットが取れてしまったりした場合を考えて、領収書は必ず保管しておきましょう。

※ ※ ※
 
 パーキングメーターの貨物車スペースは、地域によってバイクも停めることができます。ただし、貨物車のための優先スペースとして設置されているので、空いていても利用を控えるのがマナーです。

 ゆずり合いの気持ちをもって、なるべく他の空いているパーキングメーターを探して駐車するようにしましょう。

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