フロント21インチでオフも本気! スクランブラー1200Xなら旅先で出くわす難所もヘッチャラ

リラックスしたままスポーティな走りも

 足まわりの充実ぶりには、目をみはるものがあります。インナーチューブ径45mmの倒立式フロントフォークは、従来のショーワ製からマルゾッキへ変更。ホイールトラベル量は1200Xでは170mm、1200XEでは250mmと余裕がたっぷりとあります。

インナーチューブ径45mmの倒立式フロントフォークは、従来のショーワ製からマルゾッキへ変し、フレームはスクランブラー1200シリーズ専用設計
インナーチューブ径45mmの倒立式フロントフォークは、従来のショーワ製からマルゾッキへ変し、フレームはスクランブラー1200シリーズ専用設計

 フレームはスクランブラー1200シリーズ専用設計で、マルゾッキ製ピギーバックリザーバータンク付きリヤサスペンションはXがプリロード調整機能付き、XEはフルアジャスタブルとしています。

 ホイールトラベル量はフロント同様に1200Xが170mm、1200XEでは250mmと充分なものにしています。

1200Xでオンロードを走りましたが、舗装が荒れて砂が浮いているスリッピーな道も不安でアクセルを開けられないなんてことにならない
1200Xでオンロードを走りましたが、舗装が荒れて砂が浮いているスリッピーな道も不安でアクセルを開けられないなんてことにならない

 前後サスはスムーズに動き、路面追従性に優れます。1200Xでオンロードを走りましたが、舗装が荒れて砂が浮いているスリッピーな道も不安でアクセルを開けられないなんてことになりません。

 不等間隔爆発となる270度位相クランクのパラレルツインはトラクション性能に優れ、小気味よい鼓動とともにスロットルレスポンスの良さを感じつつ、路面にしっかりと駆動力を伝えてくれます。

 パンチの効いた力強さを持ちながら、トルクにムラがなく扱いやすいので、肩の力を抜いてスポーツライディングが楽しめます。

1200ccの大排気量車であることを忘れさせてくれるほど、リズミカルにコーナーを駆け抜けることができる
1200ccの大排気量車であることを忘れさせてくれるほど、リズミカルにコーナーを駆け抜けることができる

 ツーリング先で出くわす曲がりくねった細い道も軽快。1200ccの大排気量車であることを忘れさせてくれるほど、リズミカルにコーナーを駆け抜けることができるのでした。

進化した電子制御

 新型スクランブラー1200X/XEは電子制御も大きく進化し、コンチネンタルとの共同開発による高性能な慣性計測ユニット(IMU)が、コーナリングABSやトラクションコントロールを司ります。

ライディングモードは「スポーツ」「ロード」「レイン」「オフロード」「ライダー(任意に設定)」の5つが選ぶことができる
ライディングモードは「スポーツ」「ロード」「レイン」「オフロード」「ライダー(任意に設定)」の5つが選ぶことができる

 ライディングモードは「スポーツ」「ロード」「レイン」「オフロード」「ライダー(任意に設定)」の5つが選べ、1200ではTFT/LCDハイブリッド多機能メーターで、12000XEはフルカラーTFTメーターを見ながらハンドスイッチによって直感的に設定できる点も報告しておきましょう。

 また、XとXEの相違点はブレーキ周りにもあり、フロントは1200Xがニッシン2ピストンアキシャルキャリパー+310mmディスクであるのに対し、1200XEはブレンボ4ピストンM4.30ラジアルキャリパー+320mmディスクにアップグレードされています。

 リヤブレーキはニッシン製シングルピストンフローティングキャリパー+255mmローターで、スイングアームは両モデルともアルミ製。ただし、1200XEはアルミ地を活かしたソリッドな仕上げとなっています。

車体色を含め大いに迷う

 見た目だけでなく、ダートを含め走りの性能を追求し、高い次元で獲得しているスクランブラー1200シリーズ。車高が上がることを苦にせず、旅先でオフロードも積極的に入っていきたいのなら1200XE、オンロード重視で足つき性も重視するのなら1200Xというチョイスになると思います。

トライアンフ『Scrambler 1200X』と試乗を終えた筆者(青木タカオ)
トライアンフ『Scrambler 1200X』と試乗を終えた筆者(青木タカオ)

『Scrambler 1200X』が186万2000円~、『Scrambler 1200XE』は208万8000円~。価格を含め、両モデルともとても魅力的です。

【画像】トライアンフ『Scrambler 1200X / Scrambler 1200XE』の詳細を画像で見る(20枚)

画像ギャラリー

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。

1 2

編集部からのおすすめ

無理せず引き出せる絶大な安心感! ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS12」で味わう極上のハイグリップ【PR】

無理せず引き出せる絶大な安心感! ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS12」で味わう極上のハイグリップ【PR】

最新記事