パワフルだけどちょうどいい!トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」はエキサイティングなカフェレーサー レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション

レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」の乗り味をレポートしてくれました。

バランスのいい美しいスタイリングがお気に入り

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 早いもので、もう2月も半ばです。皆さんバイクには乗っていますか?寒くて中々乗れていないという人が、多いかと思います。

 寒い時期にバイクに乗るのも案外気持ち良いもので、もちろん冬用の装備は必須ですが、ひんやりとした空気の中で、遠くの透き通った景色を見ながら走るのが、個人的にはとても好きです。

 一般的にツーリングシーズンは3月末から4月くらいからスタートするかと思いますが、それまではバイクを点検・整備に出したり、買い替えたりするにはうってつけの時期かもしれません。

 寒い時期のバイク屋さんは車両の在庫も多く、安売りをしている場合が多いみたいなので、お店を回ってお得にバイクを手に入れるのも楽しいと思います。

トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」と石塚健選手
トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」と石塚健選手

 ということで、今回試乗したのは、トライアンフの「スピードトリプル 1200RR」。1160ccの水冷並列3気筒エンジンを搭載した、カフェレーサースタイルのバイクです。

 設計意図は、エレガントで美しいデザインとすることを最重要課題としつつ、スポーティなパフォーマンスとエアロダイナミクスも追求したとの事。

 まさに!という感じの見た目で、やはりまず目に飛び込んでくるのが、丸目のシングルヘッドライトに、存在感を強調するロケットカウルがカッコイイ。

 全体的にバランスの良い、美しいスタイリングに仕上げられています。

トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」の足つき(身長165㎝)
トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」の足つき(身長165㎝)

 シート高は830mmと高めですが、足付き性は思ったより良好。身長165㎝の僕だと踵は浮いてしまいますが、フレームが絞り込まれていて、足を下に真っ直ぐ降す事ができる上に、丁度ステップとレバーの間に入る感じになるので、あまり不安感はありませんでした。

 それでは実際に、走行していきます。1200ccと言う事で、期待通りの強烈な加速感!

 ザラザラというような、3気筒らしいハスキーな音を響かせながら、グングン走ります。音が、本当にめちゃくちゃいいです。

 トルク感はそれほど強烈ではなく、スタートがしやすい。町中なんてほぼ1速で走りきれちゃうほど、ギクシャク感も感じないし、穏やかなエンジン特性です。

 ただクラッチを繋いだ時に回転数の落ち込みがあって、スカッとエンストしそうな雰囲気があるので、回転を保って発進をしたほうが、安心できるかなと思いました。

トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」の丁度良いパワー感を楽しみ走行する石塚選手
トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」の丁度良いパワー感を楽しみ走行する石塚選手

 そして何と言っても、このクラスのバイクとは思えないほどの軽さと軽快さに驚き。カーブはヒラヒラ曲がるし、タイヤのグリップ力も高く、安定感たっぷり。

 そこからの力強いダッシュはかなりエキサイティングで、伸び具合も楽しいと思えるくらいの丁度良いパワー感で、正にサーキットを走っているかの様な感覚に陥ってしまいます。個人的にはポジションもそれほどきつくないので、本当に乗りやすかったです。

 また、スピードトリプル 1200RRはライディングモードの切り替えもでき、RAIN、ROAD、SPORT、TRACK、RIDERの5種類から選択可能。左側ハンドルバーのボタンを操作して、簡単に切り替えることができます。

 今回は東京の交通量が多い一般道での試乗だったため、正直違いを体感するには不十分でしたが、スピードレンジの高い高速道路やサーキットでは、その利便性を十分に発揮してくれることでしょう。

 最後に、スピードトリプル 1200RRの価格(消費税込)は、228万5000円。カラーバリエーションはクリスタルホワイト×ストームグレー、レッドホッパー×ストームグレーの2色展開。

 目を奪われるようなルックスと期待を裏切らない爽快な走りを、ぜひ皆さんも楽しんでください!

石塚 健 / Takeshi Ishizuka

【画像】トライアンフ「スピードトリプル 1200RR」の走りを楽しむレーシングライダーの石塚健選手を画像で見る(10枚)

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。

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