【MotoGP第9戦ドイツGP】Moto2佐々木歩夢選手、肩の違和感でペースを落とすも、Moto2への確かな順応
MotoGP第9戦ドイツGPが、2024年7月5日から7日にかけて、ドイツのザクセンリンクで行なわれました。Moto2クラスに参戦する佐々木歩夢選手(ヤマハVR46マスターキャンプ・チーム)は、決勝レースを24位で終えました。
ようやく感じた手応え、シーズン前半戦を終える
2024年シーズンにMoto2クラスにステップアップした佐々木歩夢選手(ヤマハVR46マスターキャンプ・チーム)は、第9戦ドイツGPのMoto2決勝レースを24位で終えました。レース序盤は21番手をキープしていたのですが、残り10周を迎えたあたりで左肩付近に力が入らなくなり、ペースを落とさざるをえなかったのです。そこから完走だけを目指して走り、チェッカーを受けました。

こうした症状はこれまでに無かったものだそうで、レース後に「このサーキットはとくに左コーナーが多いので、そういう問題が多く、ほかのライダーも苦労していたようです。その中でも、僕はかなり苦労していた方だったと思います。何が問題だったのか確認して、今後、フィジカル面でペースを落とさなくていいようにしたいです」と語っていました。
ただ、土曜日の佐々木選手は、前進している、Moto2マシンへの順応が進んでいる、という手応えを感じていました。予選Q1は順位こそ21番手でしたが、Q2へ進出できるトップ4まで0.125秒差だったのです。
「(Moto2に)やっと慣れてきた。攻められるようになってきたかな、と思います」と明るい表情を浮かべていました。
「今までは攻めたくても攻められなかったことが多かったけど、やっと攻められるようになってきたんです。走っていても、トップとの差も縮まってきているのが感じられるようになってきました」
「やっと(走っていて)楽しくなってきました。今日も、Q2にすごく近かったんです。もちろん、ビリを走っていてもチームは全力でサポートしてくれているけど、みんな人間だから、Q2に近くなってくると、わくわく感が上がってきているのは見ていてわかるんです。みんなのやる気も、自分のリザルトで変わる。それが、僕自身の自信にもつながっています」

約3週間のサマーブレイクを経て、MotoGP第10戦イギリスGPは、8月2日から4日にかけて、イギリスのシルバーストン・サーキットで行なわれます。
佐々木選手はサマーブレイクも日本には帰らず、ヨーロッパでトレーニングをしていくということです。
「しっかり練習して、後半戦は前半戦の分を巻き返せればいいなと思います」と、意気込んでいました。
サマーブレイク明け、佐々木選手はMoto2ルーキーシーズンの後半戦に挑みます。
■Moto2クラスとは……
Moto2クラスは、トライアンフ「ストリートトリプルRS」の排気量765ccの3気筒エンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。タイヤは2024年よりピレリのワンメイクとなった。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。







