【MotoGP第11戦オーストリアGP】中上貴晶選手「新しい仕様のエンジン」で走行。決勝は14位ゴールで前向きな週末に

MotoGP第11戦オーストリアGPが、2024年8月16日から18日にかけて、オーストリアのレッドブル・リンクで行なわれました。MotoGPクラスに参戦する唯一の日本人ライダー、中上貴晶選手(イデミツ・ホンダLCR)は、スプリントを16位、決勝レースを14位で終えています。

ようやく一筋の光明が?

 中上貴晶選手(イデミツ・ホンダLCR)は、MotoGP第11戦オーストリアGPの週末、新しい仕様のエンジンを試していました。このため、そのセットアップに時間をかけることになったということです。

【MotoGP第11戦オーストリアGP】決勝レース、中上貴晶選手(#30/IDEMITSU Honda LCR)は22番手から順位を上げて14位でゴール。苦しい戦いが続いている今、ポイント圏内(15位以内)でのゴールには、ライダー、チームにとって意味があるだろう
【MotoGP第11戦オーストリアGP】決勝レース、中上貴晶選手(#30/IDEMITSU Honda LCR)は22番手から順位を上げて14位でゴール。苦しい戦いが続いている今、ポイント圏内(15位以内)でのゴールには、ライダー、チームにとって意味があるだろう

 初日は「ジオメトリーを変えたり、ここ(レッドブル・リンク)の特性に合わせたりしてみたんですけど、なかなか良いフィーリングがなかったです。ブレーキングからの進入でリアのグリップもけっこう厳しい状況ですし。良いところがひとつでもあれば良いんですけど。エンジンのフィーリングも劇的な変化はなく期待していたような初日スタートにはなりませんでした」と、MotoGP.comのインタビューで語っていました。

 予選Q1は12番手で、グリッドとしては22番手。スプリントレースを16位で終え、土曜日も厳しい状況が続きます。ただ、この日はバイクのジオメトリーに変更を加えたことで、フィーリングが少し改善したということです。

 日曜日の決勝レースは14位でゴールし、ポイントを獲得しました。ホンダ勢として、そして日本メーカーとして最上位の順位でした。土曜日の改善が、良い形で結果に結びついたようです。

 このオーストリアGPのレースウイークでは、中上選手は「厳しい」という言葉を繰り返していました。そのような状況でも14位でゴールを果たし、ポイントを獲得したということは、ひとつの光明とも言えるかもしれません。

「前日のスプリントレースでは多少なりともポジティブなフィーリングがあったので、今日の決勝レースではいけるところまで追い上げようと思っていました。最終ラップの最終コーナーまでベストを尽し、後方から追い上げて大きく順位を上げ、14位で終えられました。現実的にはまだ改善しなければいけない部分はありますが、貴重なポイントを獲得できました。ペースも良かったし、全体的に見たら良い形で終えられたと思います」

 ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームは次戦アラゴンGP前に、ミサノ・サーキットでプライベートテストを実施予定です。また、ホンダはアラゴンGP、あるいはサンマリノGPで、大きなアップデートを投入すると見られています。今週末のいくつかのアップデートに関しては、これらの布石のひとつであると考えられます。

 次戦のMotoGP第12戦アラゴンGPは、8月30日から9月1日にかけて、スペインのモーターランド・アラゴンで行なわれます。

【画像】2024年シーズンのMotoGPクラスに臨む中上選手を見る(6枚)

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Writer: 伊藤英里

モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。

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