色付く仕組みを知ってる? チタンマフラー特有の虹のようなブルーの焼き色
なぜチタンマフラーは虹色に変化するの?
では、なぜチタンマフラーは虹のような焼き色に変化するのでしょうか。

チタンは高温に熱すると鮮やかな虹色に変化しますが、これはマフラーそのものの色ではなく、光の反射が起こり干渉することで見える色。
この光の反射がなぜ起こるかというと、金属は高温にさらされると表面にごく薄い「酸化皮膜」ができるからです。酸化皮膜は、金属と酸素が結びついて酸化したサビの一種ですが、無色透明でチタンの表面にしっかりと密着しています。
よくチタンやステンレスは錆びないと言われますが、実はその金属の表面に酸化皮膜、つまり錆びの一種である透明な薄い膜が不安定な状態でつくられているのです。
同じ酸化皮膜でも銅の場合は緑青色になり、鉄の場合は赤茶色に変化します。金属の種類でも、錆びると言われるものと錆びないと言われるものがあるのは、酸化皮膜が「見える」か「見えない」かの違いとなっています。

チタンの場合は、透明な酸化皮膜ができると膜の表面で反射する光と、膜の内側で屈折して反射する光が干渉して、光が弱められたり強められたりすることで波長ができて、虹のような色が出ます。
そして、干渉する光の波長は酸化皮膜の厚さによって変化するのですが、チタンは高温で熱せられると酸化皮膜が成長し厚さが増していくため、グラデーションのような色に変化して虹のように見えるというわけです。
なお、シャボン玉やCDの表面が虹色に見えるのも光の干渉によるもので、実は同じ原理。シャボン玉は、表面で反射する光と内側で反射する光が干渉することで虹色に見えます。
CDの場合は、表面にピットと呼ばれる小さな凸凹が規則的に並んでいて、この溝に入って反射した光と表面で反射する光が干渉することで虹色に見えるのです。
ちなみに、ノーマルのマフラーでも虹色になることがありますが、チタンマフラーのような鮮やかな虹色にはなりません。また、チタンマフラーに早く焼き色つけたい場合は、高回転で長時間エンジンを回し続ける必要があります。
マフラーをチタンマフラーにカスタムしたという人は、愛車の見た目を良くするために、高速道路を使ってツーリングに出かけてみると良いかもしれません。









