これでいいんだ! ホンダから登場した世界初のE-Clutchモデル『CB650R』に試乗するよ!〜高梨はづきのきおくきろく。〜

では実際に走っていこう!

 まずエンジン始動させると、5.0インチのTFTフルカラー液晶が点灯する。発色がいいから見やすくていいね。液晶右側にはAの文字が緑色に点灯するんだけど、どうやらこれが今回の試乗の目玉であるEクラッチモードのマークみたい。Eクラッチにいちいち設定するのではなく、エンジンを始動させると最初からこのモードになってるよ。

ニュートラルから一速にギヤチェンジする操作は普通のMT車と一緒ながらクラッチレバーは握らずヒヤヒヤしてしまう
ニュートラルから一速にギヤチェンジする操作は普通のMT車と一緒ながらクラッチレバーは握らずヒヤヒヤしてしまう

 走り出す時は、ニュートラルから一速にギヤチェンジする操作は普通のMT車と一緒。ただし、この時クラッチレバーは握らないのが違うところ。発進する時は、そのままアクセルをひねるだけ。最初はなかなか慣れないから、エンストするんじゃないか?ってちょっとヒヤヒヤしてしまった。笑

 でも意を決して思い切ってやってみたらなんともなかった。でも変な声は出た。笑

 ちなみに、ここでクラッチを握るとEクラッチは解除されるよ。そうすると普通の MTバイクと同じ操作になるので、慣れるまでは間違えないように気をつけてね。解除された状態で、もしEクラッチに戻したければ、ニュートラルに入れるとまたEクラッチモードに戻るから、最初は慌てずゆっくりやるのがいいね。

いつも通りスピードを上げていくんだけど、やっぱりここでも迷うのがギヤチェンジ操作
いつも通りスピードを上げていくんだけど、やっぱりここでも迷うのがギヤチェンジ操作

 そのまま、アクセルを開け発進すると、力強く「グワンッ」と前に進んだよ。普段のクラッチ操作をする時は、半クラ操作などをしながら、なるべく反動がないように自分で調節出来るけど、Eクラッチはその操作がない分、スタート時の勢いがあって少し驚いた。冬場でアイドリングが高かったのもあるのかな?と思ったり。

 そのまま、いつも通りスピードを上げていくんだけど、やっぱりここでも迷うのがギヤチェンジ操作。クラッチレバーの操作がない分、何が正解なのか乗り方に迷った。

 この時の、わたしの頭の中では「MT車の操作と同じように、アクセルを一瞬戻して変速するのが正解なのか?」「走りながら変えたらバイクに負荷がかかってしまうのではないか?」という2点が頭に浮かんだ。

 一旦アクセルを戻してギヤを上げるやり方で変えてみたところ、クラッチを握っていないから変なところでエンブレが効くぎこちなさがあり、ストレスを感じてやりづらい。なので、思い切ってアクセルを戻さないまま、ギヤを上げてみたらすんなり上がった。この時も「大丈夫なのかな」「壊れないかな」と恐ろしくて変速のたびに変な声が出たけど、1→2も、2→3も何も引っかかりなく滑らかに走行できたので、やっとニコニコに。「なるほど!これでいいんだ!」と慣れたら楽しくなった。

Eクラッチに慣れたらストレート走行もコーナリングもスマートに乗りこなせて気持ちがいい!
Eクラッチに慣れたらストレート走行もコーナリングもスマートに乗りこなせて気持ちがいい!

 大体、3000回転くらいでチェンジするのが、ギャップもなく一番スムーズにギヤチェンジできたように思う。慣れたらストレート走行もコーナリングもスマートに乗りこなせて気持ちがいい!

クラッチを握らないってなんだか不思議な感覚だけど、何時間も大型車のクラッチレバーをニギニギするための握力に自信がない女性ライダーはもちろん、筋力が衰えてきたおじ様たちにもこれはおすすめかもしれない。

 そもそもMT車でも、上手な人はレバー操作をほとんど行わずにギヤチェンジが出来ると聞いたけど、それをこのEクラッチモデルで擬似体験してるようだったな。でも気をつけてほしいのは、気を抜くといつも通りクラッチを握ってしまうこと。そして反対に、Eクラッチに慣れた後、通常のMTバイクに乗るとクラッチを握るのを忘れてしまうこと。笑

 これは立ちごけとかにも繋がるから、乗り分ける際は絶対に気をつけないといけないね…。

ギアを下げるタイミングも教えてくれる!

 ギヤを上げる時はわかったけど、ギヤを下げる時はどうするのか?

 通常、アクセルを戻すと減速するよね。Eクラッチモデルでは、この時、高いギヤに入っていると、メーターのシフト数の横に「ギヤ下げて〜」を示唆する『↓』矢印マークが出てくるんだ。この矢印が出てきたらシフトダウンをしたほうがよくて、シフトアップ同様にクラッチレバーは握らず、足元のシフトペダルだけだけでダウン操作していくよ。ここで思い出したけど、カブの自動遠心クラッチみたいだコレ!

スピードを上げて6速で走行していたところから2速までどんどんギヤを下げていくと、エンジンブレーキのかかる音がウーンとうなるのはMTバイクと変わらず
スピードを上げて6速で走行していたところから2速までどんどんギヤを下げていくと、エンジンブレーキのかかる音がウーンとうなるのはMTバイクと変わらず

 たとえば、スピードを上げて6速で走行していたところから2速までどんどんギヤを下げていくと、エンジンブレーキのかかる音がウーンとうなるのはMTバイクと変わらず。そのシフトが変わっていく中でも、前にツンのめるとか手に負荷がかかりすぎることなく、かなり滑らかに緩く減速していってくれるので安心できた。でも2速から1速に落とした時グッとエンジンブレーキかかるから油断禁物だね。あれ、これもなんかカブと似てるなぁ!笑

 わたしが唯一気になったのは、Uターンする時などのトロトロ運転時。クラッチレバーを使えば、半クラッチなどを用いて細かい調整ができるけど、Eクラッチモードでトロトロ動くと、アクセルワークが難しくてギクシャクガタガタしながらになってしまった。わたしの技量によるところもあるのだろうけど、もし事前にトロトロ運転をすることがわかっている場合には、Eクラッチモードを解除して、クラッチレバー操作をする選択も持っておくといいかもしれないね。

 Eクラッチの基本は、とにかく慣れることだね。慣れてしまえば、あとはいつも通りの乗り方でいい路思う。街中での発進、変速、停止など、駆動が一気にかかるシーンでは特に慣れが必要。

 握力の弱い女性は特に、クラッチレバーが重いバイクだと2時間も乗っていられないからEクラッチというシステムが搭載されているバイクが選択肢にあるのは、すごくいいことだなと思った!

Eクラッチは、ロングツーリングにも重宝されそうだろうし、こんなすごい技術が出来た時代に生きててよかった
Eクラッチは、ロングツーリングにも重宝されそうだろうし、こんなすごい技術が出来た時代に生きててよかった

大型車に乗りたいのに、レバーが重いとそれだけで乗るのが嫌になっちゃうもんね。そもそも、元々ホンダ車ってクラッチが重いバイクは少ないと思っていたけど、さらに楽ちんな機能をつけてくれるなんて、ライダーの声が届いているんだろうなぁと思ったよ。ロングツーリングにも重宝されそうだろうし、こんなめちゃめちゃすごい技術が出来た時代に生きててよかった!

 願わくば、もっと色んなバイクに付けられるようになったら最高なのになぁ。なんて。

 …ということで本日はここまで!

 また8の付く日にお会いしましょう~♪

hapiちゃんねる🔰(高梨はづき)

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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