エンジン内でオイルが上がったり、下がったり!? 「オイル上がり・オイル下がり」とは?【バイク用語辞典】

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。

放っておくと重大なトラブルに

 エンジンのシリンダー内にあるピストンには、ピストンとシリンダーの密着性を高めるためにピストンリングが装着されています。

「オイル上がり」「オイル下がり」のイメージ(出展:ヤマハ発動機)
「オイル上がり」「オイル下がり」のイメージ(出展:ヤマハ発動機)

 しかし、ピストンリングは常にシリンダー内壁を摺動しているため、走行距離が伸びると磨耗してしまうのです。そして摩耗しすぎると密着性が下がり、ピストンの下側(クランク側)からエンジンオイルが燃焼室に入ってしまいます。これを「オイル上がり」と呼びます。

オイル上がりやオイル下がりをおこして白煙が出ている場合は、排気ポートを覗いた際に黒光りしているケースが見られます
オイル上がりやオイル下がりをおこして白煙が出ている場合は、排気ポートを覗いた際に黒光りしているケースが見られます

 対して「オイル下がり」は、シリンダーヘッドにあるステムシールの劣化などによって、シリンダーヘッドから燃焼室にエンジンオイルが入ることを指します。

 どちらもエンジンオイルが燃焼することで白煙が出るのが特徴です。もしもマフラーから白煙が出ていたら、オイル上がりかオイル下がりを疑いましょう。

 ただし、2ストローク車は常にエンジンオイルを燃焼させているため、この限りではありません。

【画像】「オイル上がり」「オイル下がり」を起こしたエンジンのピストンやバルブを画像で見る(4枚)

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