避難時はバイクのカギを挿したまま放置した方がいいってホント? その理由を徹底解説

災害の多い日本において、災害時の対応を知っておくことは必要不可欠です。では、もしバイクで走行している最中に災害が起きた場合、どのような対応を取るべきなのでしょうか。

いつ起こるか分からない災害時のために!バイクは鍵を差したまま放置していいの?

 日本は地震や台風、大雨などの自然災害が頻繁に発生する国として知られています。

 特に地震は、今までに経験したことのある人がほとんどだと思います。日本列島は複数の大陸プレートの周辺に位置しているため、世界全体のマグニチュード6以上の地震の約20%が、日本で発生しています。

 このような災害が発生した際に、バイクに乗っていた場合の避難時の対応について、どのようにすれば良いか知っていますか?

 なかでもバイクをどうするべきかは、多くのライダーにとって重要な問題です。

災害時は「バイクの鍵を挿したまま放置して逃げる」という対応が推奨されている
災害時は「バイクの鍵を挿したまま放置して逃げる」という対応が推奨されている

 災害が発生した際に、もっとも大切なのは迅速に安全な場所へ避難することです。特に、地震や津波のような緊急性の高い災害では、一刻も早く移動することが求められます。

 災害によっては道路が寸断されたり瓦礫が散乱することで、バイクを使っての移動が困難になる可能性も考えられます。さらに、余震や二次災害のリスクを考えるとバイクを使用して避難することが必ずしも安全とは言えません。

 このような状況下では、「バイクの鍵を挿したまま放置して逃げる」という対応が推奨されています。

 理由は、そういった状況でバイクを置いて避難する際に鍵を差したままにしておくことで、必要に応じて他者がバイクを移動させることが可能になるためです。

 また、災害時は消防車や救急車などの緊急車両が活動しやすい環境を確保することも重要です。

 避難の途中でバイクが倒れてしまったり、道をふさいでしまったりすると、救助活動の妨げになる可能性もあり得ます。こうした事態を防ぐためにも、鍵を挿したままにしておけば、万が一の際にバイクの移動が楽になります。

 このように、バイクに鍵を挿したまま避難することが推奨されている一方で、災害時には盗難リスクも高まります。

「二輪車防犯登録」をしておけば、盗難されたバイクが所有者の元に戻って来る可能性が高まる
「二輪車防犯登録」をしておけば、盗難されたバイクが所有者の元に戻って来る可能性が高まる

 放置された車両が狙われることもあるため、日頃からバイクの盗難対策を講じておくことが大切。非常時は停める場所などを考慮出来ない場合も多いと思いますが、事前に「二輪車防犯登録」をしておけば、盗難されたバイクが所有者の元に戻って来る可能性が高まります。

 なお、二輪車防犯登録の有効期間は登録日から15年間(平成26年1月1日以降に登録申請した人)とされており、長期間にわたってバイクを盗難から守ることが可能。

 さらに、登録情報は警察のオンラインシステムに記録されているため、不審なバイクが発見された際は迅速に所有者を確認することが可能です。

 登録は二輪車防犯登録取扱販売店で手続きすることができ、新車・中古車を問わず、すべてのバイク所有者に登録が推奨されています。

 こういった防犯対策を日頃からおこなっておくことで、災害時の被害を最小限に抑えることができるでしょう。

※ ※ ※

 災害時はバイクの鍵を挿したまま避難すれば、緊急時の安全確保や救助活動の円滑化に役立つ場合があります。しかし、盗難のリスクも考慮して、二輪車防犯登録や適切な防犯対策を実施することも重要です。

 日本は自然災害のリスクが高い国であるため、ライダーは日頃から災害時の対応を考えておき、災害発生時の状況に応じて適切に対応することを心がけましょう。

【画像】鍵は抜く?それとも挿しっぱなし? 災害時にバイクを置いて避難する様子を画像で見る(10枚)

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