これって職業病!? 街ゆく自転車がどうしても気になってしまう「自転車屋」ならではの行動とは

仕事で覚えた知識やクセが無意識に出てしまう、いわゆる「職業病」は、もちろん自転車屋にも存在します。日常生活の中で思わずやってしまうであろう、同業者ならきっと共感してくれるであろう行動をピックアップしてみました。

真面目に働いている証だと信じたい

 プライベートにもかかわらず、仕事で覚えた知識やクセが無意識に出てしまう、いわゆる「職業病」があります。接客業なら思わず「いらっしゃいませ」と言ってしまったり、建設業の人が建物の作りが気になってしげしげ眺めてしまったりと、その職業ごとに様々な事例があるでしょう。そしてそれは「自転車屋」も同様です。いったいどのような行動が見られるのでしょうか。日常生活の中で思わずやってしまうであろうことや、同業者なら共感してくれるであろう事例をピックアップしてみました。

この工具の呼び名は……?
この工具の呼び名は……?

①街ゆく自転車が気になる

 これは言わずもがなですが、街で自転車を見かけると、その状態をついチェックしがちです。「タイヤに空気がしっかり入っているか」からはじまり、サドルとハンドルの高さが乗っている人に合っているか、チェーンにたるみがないかなど、ほぼ無意識でチェックしてしまいます。乗ってる人には余計なお世話かもしれませんが、どうしても気になってしまうのです。

②車輪の音に過敏

 普通の人はあまり気にすることはないかもしれませんが、自転車で走行中のペダルを漕いでいない時の「シャー」という車輪の音に過敏に反応するようになります。スピードに合わせて音が変化するので、慣れてくると音の違いで「止まろうとしているな」と、気づけるようにもなり、店舗にいるとお客様の姿が見えないところからでも来店に気づけるようになったりもします。

③パンク修理で穴が見つからないと不安

 パンク修理が持ち込まれた場合、タイヤからチューブを取り出し、空気を入れた状態でバケツに張った水の中を通して穴が開いているかどうかを調べる「水調べ」を行なうのですが、たまにチューブには穴が開いておらず、バルブのナットが緩んでいたり、ほかの原因で空気が漏れていることがあります。実際は穴が開いていない方がチューブにダメージもなく良い結果なのですが、穴が見つからないとものすごく不安な気持ちになります。「もしかして見落しているのではないか……」と、疑心暗鬼に近い気持ちです。

④六角レンチは「アーレンキー」と呼ぶ

 いつのころからそう呼ばれるようになったのか不明ですが、自転車屋界隈では「六角レンチ」のことを「アーレンキー」と呼ぶのが一般的だと思われます。1910年にアメリカの工具メーカー「Allen Manufacturing Company」が発明した事に由来しているそうですが、人に指摘されるまで、アーレンキーという呼び名はどこでも通じるものだと思っているのです。

⑤自転車には、意外と虫が住んでいる!?

 最後は職業病からは少しズレるのですが、自転車の修理をしていると意外なところから虫が出てくることはあまり知られていないかもしれません。チェーンケースの裏側やベルの中にクモが巣を張っているなど、屋外で保管することが多い自転車にはいろんな虫が入り込んでいます。過去の例として、外したハンドルのグリップの中から大量のアリが出てきたこともありました。虫が苦手な人にはゾッとする話かもしれませんが、定期的に洗車していれば、虫が定着することもないでしょう。

【画像】パンク修理の「水調べ」とは? 画像で見る(6枚)

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