バスの発進を妨害すると違反って知ってた? バイクで走行中にバスに遭遇した際の正しい対応とは
バイクで走行中、つい先を急ぎたくなってしまう場面は少なくありません。とくに停留所から出ようとするバスが目の前にいると、追い越してしまいたくなることもあるでしょう。しかし、その行動は法的に問題ないのでしょうか。
バイクでバスの発進を妨げたら違反になる?
とくに交通量の多い都市部では、バスの行き来も活発です。バイクでの走行中にバスが前にいると視界が妨げられるため、できればバスよりも先に行きたいと考える人も多いでしょう。
しかし、発進しようとしているバスを優先しなかった場合、交通違反となる可能性があるため注意が必要。バイクを含むすべての車両は、発進しようとしているバスの進路を妨げてはいけないと法律で定められています。
これは道路交通法第32条の2に「停留所において乗客の乗降のため停車していた乗合自動車が発進するため進路を変更しようとして合図をした場合、後方の車両は、その進路変更を妨げてはならない」と規定されているためです。
つまり、バスがウインカーを出して発進の意思を示している場合、後方のバイクはその進路を譲る義務があるという事です。
譲らずに無理に追い越した場合は、「乗合自動車発進妨害違反」に該当するおそれがあり、違反点数1点と6000円の反則金が科されるおそれがあり、警視庁も公式サイトで「路線バスの発進妨害は危険・違反です」と注意喚起をおこなっています。
そのためバスの周囲の車両、とくにバイクのように機動性の高い車両は、バスに道を譲る意識を持つことが重要です。

また、交通量の多い都市部などでは、バスレーンを見かけることがあります。
バスレーンとは、路線バスが円滑に運行できるよう設けられたスペースで、「バス優先レーン」と「バス専用レーン」の二種類が存在。それぞれ走行ルールが異なるため、しっかりと抑えておく必要があります。
まず、バス優先レーンはバスに優先的な通行権が認められているレーン。このレーンは、バイクや一般のクルマも走行することが可能ですが、後方からバスが接近してきた場合は、できるだけ速やかに進路を譲らなければなりません。
そして渋滞などによりバス優先レーンの外に出ることが困難と予想される状況では、原則としてバス以外そのレーンを走ることはできません。
つまりバス優先レーンであっても、状況によってはバイクでの走行自体が制限される場面があるということです。

一方、バス専用レーンは「専用」という名前のとおり、基本的にバス以外の車両の通行は禁止。バス専用レーンには終日規制のものと、時間帯が指定されているものがあり、時間指定がある場合は時間外であればバイクを含めた一般車両も走行することが可能です。
さらに補助標識によって、バイクやタクシーが通行可能と指定されているケースもあり、こういった場合は指定された車種は規制時間内でも走行することが認められています。
なお、誤ってバス専用レーンを走行し、取り締まりの対象となった場合は「通行帯違反」と見なされ、違反点数1点と6000円の反則金が科されるます。
また、原付は原則として第一通行帯を通行することが定められているため、バス専用レーン規制の対象外。右折時などを除き、バスレーンを避けて走行することはできません。









