ちょっぴり上級者向けの操作感が魅力! トライアンフ「スピードツイン1200 RS」こだわりの強い大人ライダー向けネオクラシック
レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、トライアンフ「スピードツイン1200 RS」をレポートしてくれました。
純正装着の豪華装備に興味津々!
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。最近は国産車よりも輸入車に試乗する機会が多く、なんだか嬉しい気持ち。
もちろんまだ乗ったことがない国産車も沢山あるので、初めて乗るバイクはいつもワクワクしますが、輸入車だと3割増しくらいにワクワク(笑)。
理由は、こういう機会がないとなかなか乗れないからかな? と思いますが、個性や特性なんかも少しクセがあって変わっているバイクが多いので、そんな点も面白いと思います。
という事で、今回も輸入車の試乗! インプレするのは、トライアンフ「スピードツイン1200 RS」です。

以前スピードツイン900のインプレをお届けしましたが、今回は1200 RS。スピードツイン1200 RSは、2025年モデルとして新たに登場した、ネオクラシックスタイルのスポーツバイクで、従来のスピードツイン1200をベースに、よりスポーティな走行性能を追求した上位モデルです。
エンジンは1197ccの水冷SOHC並列2気筒。フロントサスペンションにマルゾッキ製のフルアジャスタブルフォーク、リアにはオーリンズ製のツインショックが採用されており、スポーティな走行にも対応。
ブレーキはブレンボ STYLEMA ラジアルマウントキャリパーが装備され、強力な制動力を実現。そしてタイヤはメッツラー製のRacetec RRが装着されているなど、さすがは輸入車だなという装備。
サーキットで走ることが仕事の僕からすると聞き馴染みのあるメーカーのパーツが多く、高品質な装備達であることは間違いありません。
外観はクラシックな美しさとモダンなスポーティさを融合させたデザインが特徴で、やはり個人的にはとても惹かれるデザインです。

先ずは足つきチェック。シート高は795㎜で、僕(=身長165cm)が跨ると踵まで地面に付きます。シート高は比較的低めに設定されており、平均的な身長であれば届く高さになっています。
シートは前方が細く絞られているので、足を真下に降ろしやすくなっている点もありがたいポイント。ただ、車重は216㎏とやや重めなので、取り回しや引き起こしはかなり大変なので注意してください!
それでは走行していきましょう。エンジン音はかなり低音で、900と比較しても鼓動感や野太さがパワーアップした感じ。クラシック感満載のかっこいいサウンドです。
そして、なんといっても力強いトルク感が好感触で、車体の前に蹴る力が物凄い!
カチッとした車体全体の剛性感がすごいのもあり、“バイクに乗って操作している感”が楽しめ、エンジンの特性や重量感など、決して扱いやすいバイクとは言えませんが、そんな感覚を常に感じながらのライディングを体感できます。
初心者ライダーには少しハードルが高いかな?とも思いますが、そんな楽しみ方を味わえるのも、このバイクの魅力です。
ハードルが高いといえば、クラッチが重たいところも注意ポイント。重いだけならまだいいのですが、問題はクラッチを切りながらのウインカー操作が難しいという点です。
ハンドルからウインカーまで距離があり、女性や僕のように手が小さいライダーには、少しだけ危険な感じ。扱いに慣れる必要があると思います。

直線での安定感は絶大ではあったものの前述した内容なども含め、やはり街乗りというより高速などでのクルージングに向いていると感じます。
それから信号待ちや渋滞時に停止していると、エンジン横からの強めの熱を感じるので、これからの時期の街乗りはちょっと辛そう。逆に冬場は暖かくて快適だと思います!
ということで、今回はスピードツイン1200 RSのインプレッションを、初心者目線でお届けしました。走行性能というよりかは、スペックや快適性に重きを置いて書いてみましたが、少し辛口だったかもしれません。
このバイクは万人向けというよりも“こだわりのある大人のライダー”に向けた1台だと思いました。
しかしながら、僕のようにクラシック×モダンなスタイルや雰囲気に惹かれる人にもぴったりです!
それからバイクの質感や所有感を楽しみたい方にもおすすめ。カラーバリエーションは、サファイアブラックとバハオレンジ/サファイアブラックの2タイプから選べます。
どちらのカラーも価格(消費税込)は同一で、222万9000円となっています。ぜひ参考にしてみてください!それでは。
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









