大型バイクの不安要素のひとつ「重さ」はコーナリングの安心感に繋がっていた!? トライアンフ「スピードツイン1200RS」はモダンクラシックなデザインと走りが魅力の高性能ネイキッド
女優・タレントの「つぐみライダー」こと桜井つぐみさんが試乗した、トライアンフ「SPEED TWIN 1200RS」の乗り味をインプレッションしてくれました。
これぞ王道「モダンクラシック」!
みなさんこんにちは! 女優・タレントの「つぐみライダー」こと、桜井つぐみです!
ついに梅雨が到来しましたね。シーズン前にたくさん愛車のホンダ「CRF250L<s>」で走り回っておいたのですが、全然足りない!
雨上がりの合間に出発し、小雨が降ったら雨宿りして、止んだ隙をみてまた出発。どう考えても非効率なんですが、常に走っていたいわたしは、そこまでしてでも走りたいんです(笑)
このあいだ洗車場で綺麗にしたばかりなんだけど。衝動に駆られて走り出すのはいつも夜なのですが、雨に濡れたアスファルトがライトに照らされて、煌めいているのもなかなか雰囲気があって素敵ですよっ!
さてさて! 今回はトライアンフ「SPEED TWIN 1200RS(スピードツイン1200RS)」と走ってきました。
トライアンフは全体的にスポーツ性の高い走りが特徴的だったような記憶がありますが、今回はどんな印象を与えてくれるのでしょうか。

1938年に登場し、トライアンフで初めてパラレルツインエンジンを装備したスピードツイン(5Tスピードツイン)を、現代的な解釈で再構築したスピードツイン1200は2019年に登場したモデルで、伝統的なスタイルのなかにイマドキさも感じられる、この絶妙なデザインが魅力的。「モダンクラシック」とはまさにこのことだと思います!
ブラックを基調とする落ち着いたボディカラーに、サスペンションのゴールド。わたしはこの組み合わせのカラーリングが大好きで、コントラストに萌えるんです。
丸目ライトもクラシックバイクの象徴みたいな雰囲気で、可愛らしさがあります。そこにイマドキな印象の鋭いラインのタンクが合わせられ、一見浮いてしまいそうなのに自然と溶け込んでいるのがお洒落な雰囲気。
そこにわたしの大好きな左右2本出しマフラーが合わされば、もう言うことなしのデザインです。
身長158cmのわたしが跨ってみると、両足がつま先立ちになりました。シート高は805mmと高めだけれど、落ち着いてバランスを取ればフラつくこともなく、安定して支えられます。
ただひとつ、216kgの鉄の塊は重すぎて跨ったままでは引き起こせず⋯⋯。
慣れない方には転倒のリスクが高いので、あまりオススメできない方法だけど、わたしはスタンドを払って引き起こしてから跨りました! 片足のつま先しか接地しない愛車、CRFと同じ戦法です(笑)
だけど横から見てみると「これがリッターバイク!?」と疑ってしまうほどのコンパクトさじゃないですか? このコンパクトさは、このあと紹介する走行でも大きなメリットになりました!
ちなみに車体の押し引きですが、低重心なお陰もあって見た目よりもスッと取り回しができちゃいます!

それでは気になる走行にいきましょう!
まず、発進時のグウゥゥーっと下から押し出されるような音がたまらない。音フェチのわたしには、とっても刺さる音でした。
パワーたっぷりの1200ccバイクなので、飛び出さないように焦らずじんわりスロットルを開けていくと、想像以上に優しく応えてくれます。
2気筒エンジンのドコドコ感も気持ちよく、長い信号待ちも気にならなくなってしまうほど。これは凄い!!
そして初めて乗る大排気量車で身構えてしまうのは、低速域でのコーナリング。フラフラっとするかな? と思いきや、むしろどっしりした重みを感じたまま運んでくれます。
これは決して車重の”重さ”ではなく、エンジンの性格というか、例えるなら大型犬のようにどっしりした落ち着きのある感じ。
1速、アイドリングに近い回転数でクラッチを繋いでもエンストをしないことにも驚きました。
ただ、忘れてはいけないのが「されど1200cc」ということ。慎重なアクセルワークは必須です。
走行モードがスポーツ、ロード、レインと選択できるものの、易しめの「ロード」でも油断すれば身体がスピードに持っていかれそうになりました。
とはいえ排気量の割にコンパクトな車体なのでしっかりとニーグリップをすることができ、グッと制御しやすい一面もあります。
「RS」グレードは、ハンドルバーの位置をスタンダードグレードのスピードツイン1200に対して16.2mm下げ、フットペグを40mm後方にセットすることで、よりスポーティーなライディングポジションとなっているなど、スポーツ走行のニーズに応えるべく登場したマシンなので、ダイレクト感を求めていた方にはうってつけの1台。
そのため、初心者の方はスタンダードモデルを選択したり、練習しながらモード変更をしていくと、安心かもしれません。

初試乗の割にヒヤッとする場面もなく走れるのは、決して「暴れん坊」なマシンではなく、ビギナーにも挑戦心を持たせてくれるから。「わたしにも乗れるんだ!」と思えることで、自信にも繋がります。
唯一苦戦したのがライディングポジション。前述の通り、ポジションがやや前傾になっているため、ステップ位置に合わせてシートの中間に座れば走行中に前滑りしてしまい、足の位置関係にも違和感が出てしまうし、かといって後方に座ればハンドルも少し遠くなる⋯⋯。
色々と工夫してみたけれど、最後までここだ! というちょうどいいポジションが見つけられなくて悔しい!! また乗る機会があれば、じっくり向き合って、相性の良いポイントを探し出したいと思います。
諦める気持ちより、「次こそは乗りこなすぞ!」と思わせてくれるのがスピードツイン1200RSの憎めないところ。価格(消費税10%込)は222万9000円からとなっています。









