苦戦を強いられた小椋藍選手 好きなサーキットのひとつで転倒リタイア MotoGP第10戦オランダGP
MotoGP第10戦オランダGPが、2025年6月27日から29日にかけて、オランダのTT・サーキット・アッセンで行なわれました。MotoGPクラスに参戦する日本人ライダーにしてルーキーの小椋藍選手(トラックハウス・MotoGP・チーム)は、スプリントレースで16位、決勝レースは転倒リタイアに終わりました。
大きな怪我がなかったのは幸い、次戦へ気持ちを切り替える
MotoGP第10戦オランダGPの舞台となるTT・サーキット・アッセンは、日本人ライダーにしてルーキーの小椋藍選手(トラックハウス・MotoGP・チーム)が好むサーキットのひとつでした。ただ、MotoGPマシンで走る初めてのアッセンでは、苦戦を強いられることになりました。

金曜日午後に行なわれるプラクティスでは、11コーナーで激しい転倒を喫します。マシンは激しく転がり、炎上しました。この転倒により赤旗が提示され、セッションは一時中断となりました。なお、幸いにも小椋選手に大きなけがはありませんでした。
土曜日の予選(Q1)でも、小椋選手は8コーナーで転倒しています。15分間の予選のうち前半の時間帯だったので、すぐにピットに戻って再びタイムアタックを行ないましたが、転倒前に記録したタイムを更新することはできず、予選の順位としては20番手でした。
なお、前のグリッドのライダーが3グリッド降格ペナルティを受けたため、決勝レースについては19番手からスタートしています。
スプリントレースは17番手でゴールしました。前のライダーに8秒加算のタイムペナルティが科されたため、結果としては16位でした。
「予選、スプリントレースともに厳しかったです。昨日からあまり上げられていません。レースペースもあまり良くなく、抜くのにも苦戦しました」と、小椋選手はMotoGP.comのインタビューで語りました。
決勝レースは、1周目の5コーナーで転倒し、リタイアに終わりました。5コーナーの内側でミゲール・オリベイラ選手(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が他車と接触して外側に向けて弾かれたところに小椋選手がいたのです。小椋選手はオリベイラ選手とともにグラベルに弾き出されて転倒しました。
「今日のレース、スタートは良かったんですが、ポジションを上げていこうとしたところ位置取りが悪く、内側で起こったアクシデントに巻き込まれてしまいました」と、小椋選手はMotoGP.comのインタビューで状況を説明しています。
「決勝レースはしっかり完走して、週末良かったなと思えるようにはしたかったんですが、こういう形で終わってしまいました。今週はほんとに難しかったですし、少し自分に残念というか……こんなことをしている場合じゃないので。次戦に向けてしっかり準備をして、次はもう少し良い走りができたらなと思っています」
第11戦ドイツGPは、7月11日から13日にかけて、ドイツのザクセンリンクで行なわれます。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。




