アリかナシか? 自転車通学どこまでいける? 年齢や環境によって異なる最適解とは

比較的費用がかからず、エコで気軽に乗れる自転車を子供の通学に利用したいと考えている保護者も多いのではないでしょうか。年齢や距離によって、推奨される自転車通学は異なります。

年齢や環境によって異なる自転車選び

 時間や交通費が節約できるだけでなく、適度な運動とリフレッシュ効果も期待できる自転車通学ですが、一方で負担になることもあります。年齢によってどの程度の距離までなら、ストレスを感じることなく自転車通学が可能なのでしょうか?

自転車通学で気を付けたいポイントとは
自転車通学で気を付けたいポイントとは

 まず小学生の場合、一般的に自転車通学が許可されているケースは少なく、可能だとしても高学年に限られていることが多いようです。都心で認められているケースはほとんどありませんが、郊外や地方では自転車通学を許可している学校も一部あるようです。

 体力がまだ十分ではない小学生にとって、長距離の移動は難しいでしょう。また、交通ルールを熟知することが難しいため、交通事故のリスクも高くなってしまいます。

 体力を考慮すると1~2kmの近距離が適切ですが、文部科学省によると公立小学校の学区の範囲は4km以内とされています。となると自転車で20~30分走ることになりますので、学年や体力を考慮して、慎重に判断した方が良いでしょう。

 中学生の場合、体力もグンとアップして自転車を利用する生徒も増えるのではないでしょうか。中学生の自転車通学の平均距離は5km前後のようですが、これが高校生にもなるとさらに距離が延び、5~10kmとなっているようです。

 年齢を重ねるにつれて距離は延びていきますが、部活動や放課後の塾など活動範囲も広がるので、個人の体力や状況によって判断することがより大切になってくるでしょう。

 それでは、自転車通学にはどのような自転車が適しているのでしょうか?

 5km以内であればシティサイクル(ママチャリ)でも十分ですが、毎日20~30分の距離を往復するのは想像以上に体力を消耗するもの。シティサイクルの中でも、ハンドル形状が横に伸びたオールラウンダーハンドルは乗車姿勢がやや前傾になるため、一般的なママチャリに採用されているセミアップハンドル比べて疲れにくいようです。

 坂道が多い場合は、電動アシスト自転車を検討してもよいでしょう。価格は高額になりますが、使いやすさや体への負担は軽減されます。

 また在学中、毎日の通学に十分耐えられるよう、チェーン部分がサビないベルトや、パンクの不安が少ないノーパンクタイヤなど、自転車のバリエーションは豊富です。

 ちなみに、ロードバイクは見た目も良く、長距離を快適に走ることができますが、かごが取り付けられない車体は荷物の多い学生にとって通学には不向きです。

 中高生は成長期真っ盛りです。自転車を選ぶ際は「適応身長」の確認も重要です。車種によってインチが同じでも適応身長が変わってくるケースもあります。

 自転車通学には、節約や健康維持・体力向上といったメリットがある一方、危険と隣り合わせでもあります。

 警視庁によると、小・中学生、高校生の自転車関連死亡・重傷事故では、その約8割に安全不確認や一時不停止等の法令違反があるそうです。自転車通学を始める前に、交通ルールについて確認し、それを守らなければなりません。

 朝の校門付近は徒歩や自転車の生徒で混雑しています。「ヤバイ! 遅刻!」と慌ててしまうと事故を引き起こしかねません。朝は余裕をもって登校するよう心がけたいものです。

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