鈴鹿8耐SSTクラス6位入賞!! 「約10ヶ月という短い準備期間」で挑んだ熱き挑戦 レーシングライダー石塚健のレースレポート
2025年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦したレーシングライダーの石塚健さんによる、レースサポート(後編)をお伝えします。
約10ヶ月という短い準備期間での8耐参戦
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。
今回は、8月1日から3日に三重県 鈴鹿サーキットで行われた、「FIM 世界耐久ロードレース選手権 第3戦 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」(以下:鈴鹿8耐)の参戦レポート“後編”を書いていきたいと思います。
レースウィーク初日からレーススタートまでは“前編”の方をご覧いただければと思います。

日曜日の11時半、ついに決勝レースへ。スターティンググリッドに並んだバイクやチームメンバーを見た時は「本当にここまで来たんだなぁ」と、とても感慨深い気持ちになりました。
8耐に向けてチーム全体で準備をしてきた約10ヶ月という短い期間で、ちゃんとスタートラインに立っている、そして優勝を目指して戦えることが本当に嬉しかったです。
即席チームでも今の自分達ならやれると、自信を持ってスタートのカウントダウンを待ちました。目標はもちろん優勝すること。そして次戦のボルドールにチャンピオンシップ争いを繋げることです。
いよいよレーススタート。少し出遅れてしまいトップとの差がついてしまったものの、順調にポジションを追い上げていきます。
予想していた通りトップ4、5台をEWCフル参戦チームが占める戦いで、かなりハイペースでのスティントとなりますが、2番手で自分の1回目のスティントを終えました。
他チームのピット作業ミスなどもあり、レーススタート3時間後辺りでトップに浮上。クリス選手、ケビン選手も安定したラップを刻み、ライバルチームと順位を入れ替えながらも順調にレースを進めていきます。
レース中盤、自分の2回目のスティント中に1コーナーでギアが抜けてしまいオーバーランし、止まりきれずにタイヤバリアに激突して転倒。すぐに復帰はできましたが、ハンドル周りが損傷したためピットインしたことで、優勝に向けては大きな痛手となってしまいました。
ウィーク中も時々起きていたトラブルだったのですが、ライダー側で防げる部分ではあったのでそのままレースに挑んでしまいましたが、体力、集中力との勝負になってくる中盤戦に犯してしまったミスであり、本当に悔しく、申し訳ない気持ちでした。
一時はクラス10番手辺りまでポジションを落としてしまいましたが、その後はハイペースで追い上げ、結果SST(スーパーストック)クラス6位まで浮上しチェッカー。
本当に暑くて、精神的にも肉体的にも辛いレースでしたが、チームや応援して下さる皆様のおかげで諦めずに最後まで走り切る事ができました。
チャンピオン争いは9月最終戦、ボルドールで決着
フランスのRAC41と日本のKaedear Racing Teamとのコラボレーションでの参戦ということで、初めてづくしのやってみなければわからない部分があり、難しいところもありましたが、お互いにとって大きな意味のある参戦になったかと思います。

コラボを快く引き受けてくれたRAC41、そして短い時間でここまで形にしてくれたKaedear Racing Team、チームを応援していただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
予選での2位、そして決勝の6位フィニッシュで貴重な19ポイントを獲得し、世界耐久選手権 SSTクラスでのランキングは2番手に浮上。チャンピオンシップ争いは9月に行われる最終戦、フランスのボルドールで決着します。
目標の世界チャンピオンになる為に、チームと最大限に努力していきます! そして来シーズンも、Kaedear Racing Teamの活動に是非注目していただけたら嬉しいです。
ライダー、チーム、それぞれがレベルアップして、応援してくださる皆様をワクワクさせられるようなレースをしていきたいと思います。応援ありがとうございました! それでは。
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









