足が届かなくても大丈夫?? 身長158cmのライダーがホンダ「XL750トランザルプ」で見つけた「大きな旅を夢見る」アドベンチャーの真髄 〜高梨はづきのきおくきろく。〜
毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。今回は試乗したホンダ「XL750 TRANSALP(XL750トランザルプ)」についてお送りしていきます。
“日常から世界一周まで”は大げさじゃない!!
皆さんこんにちは、高梨はづきです!
本日の「きおくきろく。」は、ホンダの新世代アドベンチャーモデルホンダ「XL750 TRANSALP(XL750トランザルプ)」(以下:トランザルプ)をお届けしていくよ。

トランザルプ(※トランザルプは、アルプス越えを意味する「TRANS・ALP(トランス・アルプ)」から作られた造語)のテーマは「日常から世界一周まで」。大げさに聞こえるけど、実際にまたがってみると、その言葉が大げさじゃないことに気づかされたよ。
ミドルクラスのジャストサイズ感で、街乗りも高速もオフロードもちょいとこなしてしまう “万能選手”。大きな旅を夢見るライダーにとってはもちろん、日常の足としても違和感なく馴染んでくれる懐の深さがあるんだ!
まずは外観からチェックしていくよ! カラーはパールディープマッドグレーとロスホワイトの2色展開。わたしはロスホワイトに試乗したんだけど、これがちょっとタイムスリップしたような雰囲気で、今どきの派手さとは違う落ち着きとレトロ可愛さがあったよ。遠くから見れば“旅の匂い”がぷんと漂い、近づけばフロント周りの迫力に思わず「おぬし、やるなぁ」と頷いてしまう。
そして大きなウインドシールド。これがまたありがたい存在で、縦にしっかり高さがあるから高速走行時でも走行風を和らげてくれる。冬は冷たい風からライダーを守ってくれるし、長距離での疲労も軽減。寒空の撮影日にダウンを脱いだまま走っても震えるほどじゃなかったのは、このシールド様々のおかげ! 少し前傾して乗ればさらに走行風を減らせるから「こんなに違うのか」と感心したよ。

シート高は850mm。わたしの身長(158cm)では、両足を地面にしっかり付けることはできなかったんだ。わたしは普段バイクに乗る時、「またがってからスタンドを払う」スタイルなんだけど、この子はそれが難しい。だから思い切って「スタンドを払ってからまたがる」方法をとったんだ。最初は正直ドキドキしたよ。
でもいざ走り出してみると、重心は低めで210kgという重量もそこまで重く感じない。ふらつきにくくて、思っていた以上に安心感があった。大柄に見えるのに意外と素直で、「ほら、心配するなよ」って声をかけられているような感覚すらあった。
もちろん足つきはライダーにとって大事なポイント! 急に止まったときに片足が届かないのは不安材料だし、正直“慣れと工夫”が必要になるよね。だけど「片足をお尻ごとずらして地面に着く」とか、「停車前に心構えしておく」みたいな小技を身につければ、大きなハンデにはならないんだなって今回改めて感じたよ。足が届かないことを怖がるよりも、“どう付き合うか”を楽しむことが大切だよね! これもアドベンチャーバイクに乗る醍醐味のひとつかもしれないね。
ポジションも楽で、上半身がしっかり起きているから視界が広く、胸のあたりがすっと軽くなる感覚。アルプス山脈だろうが街角の交差点だろうが「どんとこい」と言っているようで、頼もしい限りだった。
大柄に見えるのに、乗れば軽快
さぁ、いよいよエンジンスタート! 排気量754cc並列2気筒、270°クランクの鼓動は91PSのパワーを秘めながらも、低速から粘りがあって素直。大型なのに大きさを感じさせない軽やかな走り出しに思わず「いいじゃん!」と声が漏れた。目線が高い分、景色を見下ろしながら走れるのも気持ちよくて、まるで“バイクに運んでもらっている”ような感覚に包まれる。

ハンドルは幅広で、切り返しが楽。信号待ちでお尻ごとずらして片足を出せば安心できるけど、急停止の場面では届かない可能性が高い。ここは緊張感を忘れちゃいけないところ。「足付きは無理に克服するものじゃなくて、付き合い方を工夫するもの」。そんな教訓を改めて感じた瞬間だったな。
旅仕様の装備も充実していて、頑丈なリアキャリアは最大積載8kg。トップケースを付けても安心。さらにETCが標準装備されているのは実にありがたい。いまや高速道路の出入り口はETC専用が増えてきたよね。標準で付いていなかったら遠回りを強いられることもあるけど、これならそんな心配もご無用!
足回りを見れば、前輪21インチ・後輪18インチのスポークホイール(チューブレスタイヤ対応じゃないのが少し残念だけど……)に、前ダブルディスク/後シングルディスクブレーキ。舗装路も未舗装路も、雨の日だって頼れる足元。
電子制御も抜かりなく、スポーツ・スタンダード・レイン・グラベルに加えてカスタム可能なUSERモードを含む5パターンが用意されていて、ABSやトラクションコントロール(HSTC)も走行モードに合わせて自動で最適化。まるで「こっちの路面は任せとけ」とバイクが語りかけてくるみたいだったよ。

大柄に見えるのに、乗れば軽快。装備は充実しているのに、ライダーを緊張させない。これがトランザルプの魅力だと、走り終えてみて心から思った。
「アルプスを越える旅バイク」という名前どおり、大冒険に連れ出してくれるのはもちろん、日常の買い物やちょっとした散歩ツーリングでも相棒になってくれる懐の深さ。シートに腰かけた瞬間に広がる世界地図、ハンドルを握った途端に浮かぶ“次はどこへ行こう”という問いかけ。この感覚は、数字やスペックを追いかけるだけじゃ絶対に伝わらないと思う!
走り終えて残ったのは「旅したい」という衝動そのものだったな。結局、トランザルプの魅力って、そういう懐の深さなんだと思う!
……ということで本日はここまで! また8のつく日にお会いしましょ〜♪

Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!



















