35度超えの真夏の祭典「鈴鹿8耐」でスーパーストッククラスのコースレコードを更新!!「ポールトゥウイン」への道 レーシングライダー大久保光のレースレポート
レーシングライダーの大久保光選手が参戦した世界耐久選手権第3戦 日本ラウンド、"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会(通称:鈴鹿8耐)についてレポートしてくれました(前半)。
目標は“ポールトゥウイン
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。8月ももう少しで終わりを迎え、いよいよ今年の夏も終わりのような気がしてきています。8月に誕生日がある私にとっては少し特別な月だったりしますが今年は本当に猛暑が続いていますね。
近年では35度を超える日が当たり前のように感じる時もありますが、バイクでトレーニングする時も熱中症には細心の注意を払って行なっています。
そんな暑い夏でしたが今回は8月上旬に行われた真夏の祭典、世界耐久選手権第3戦 日本ラウンド、”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会(通称:鈴鹿8耐)について書いていきます。

私が所属する「チームエトワール」は2戦を終えてシリーズランキング4位につけていました。世界耐久選手権(EWC)のスーパーストッククラスは有効ポイント制となっているため全4戦中3戦の成績の良い順にポイントが加算されてチャンピオンが決まります。
前戦のベルギーラウンドでは4位となっていますので、ポイントのことを考えても鈴鹿8耐では最低でも3位以上に入賞する必要がありました。
そしてシリーズチャンピオンを狙っている私たちにとっては大事な1戦で、予選の順位でもポイントを獲得できるため、今回チームから聞かされた目標は“ポールトゥウインを目指す”とのことでした。もちろん、それが簡単ではないことは重々承知していましたが、シリーズチャンピオン獲得に向けて必要な目標でもありました。
水曜日はフリー走行が行われ、6月の事前テストである程度満足のいくセットアップができていたため、そこをベースにアジャストを加えていきレースに向けて準備を進めていきました。
ライダー3人に対して走行時間が少なめだったので私はほとんど乗らずにチームメイト優先で走行を進めていきました。最終的に3人とも満足のいくセットアップに仕上がり有意義なフリー走行となりました。

いよいよ予選、その作戦は??
金曜日は午前中がフリー走行、午後に予選1回目と2回目が行われました。このフリー走行では予選シミュレーションを行い予選に向けての準備を念入りに行なってきました。思うようなタイムを出すことはできませんでしたが予選に向けて良い感触を得ることができました。
予選はライダーブルーということもあり1番最初の予選に。12時台と路温がとても高い中のスタートとなりました。チームの作戦通り20分の予選のうち最初の10分はピットで待機して周りの様子を見てタイムアタックをするという作戦でのぞみ、走らなかった10分間はライバルチームのタイムをよく観察してピットで精神統一に励んでいました。
チームの合図とともにコースイン、タイムアタック開始となりました。今回のスーパーストッククラスでは、全チームともリアタイヤには予選用の柔らかめのタイヤが良いとされており、計測2周ほどで限界が来てしまいますが、その分レースで使うタイヤよりグリップ力が強く、タイムを出しやすいタイヤとなっていました。
1周目ではうまくタイムを出すことができませんでしたが2周目のアタックでしっかりタイムを出すことに成功、2分7秒413というスーパーストッククラスのコースレコードを更新してクラストップのタイムを出すことができました。
世界耐久選手権の予選では3人のうちタイムの良かった上位2名のアベレージタイムで順位が決まるので後はチームメイトに託すこととなりました。そのため予選のタイヤ本数制限である7本のうち、残り5本を全てチームメイトに譲って私は2回目の予選を走ることなく終えることとなりました。チームメイトも自己ベストを更新するタイムを記憶し、無事にポールポジションを獲得することができました。
まずはチームの目標としているポールトゥウインの最初の1歩をクリアすることができました。次はいよいよ決勝です。決勝につきましてはまた次回の記事で書いていきたいと思います!









