警視庁が安全教育センター開催のバイク教室を初心者向けに全振り!! 「若いライダーの事故が増えています」 受講は保険料のみ

警視庁が実施する「オートバイ教室」が大幅に改変されます。運転経験の少ないライダーを中心にプログラムを再編し、初参加ライダーを大々的に募集しています。交通事故の減少を目指すライディングスクールで、保険料のみの手軽な負担で毎週開催されます。

初級・中級・上級の認定制度を廃止

 警視庁交通局は、2025年9月から多摩川支流の河川敷にある交通安全センター(世田谷区喜多見1)で開催する「オートバイ教室」を大幅に見直し、免許取得から間もないライダーを中心とした構成に切り替えます。

現場ネコが指さす推し強めの「オートバイ教室」参加の呼びかけ。ちょっと怖い
現場ネコが指さす推し強めの「オートバイ教室」参加の呼びかけ。ちょっと怖い

 8月19日に開催された「バイクの日」に登壇した警視庁交通総務課の砂田武俊課長は、こう呼びかけました。

「若いライダーの事故が増えていますので、若者、学生、免許をとって間もない方を中心とした二輪車の実技指導を広く拡充していく予定なので、ぜひ警視庁のホームページをご覧いただき、応募していただければ幸いです」

 新しいプログラムによる「オートバイ教室」は、「サタデー(土曜日)オートバイ教室」、「サンデー(日曜日)オートバイ教室」、「わかばオートバイ教室」、「U30オートバイ教室」の4つのコースが用意されています。運転技術が上達途上である初心者や若年者を中心としていることが、より明確になりました。交通安全教育センターでは、4つのコースのいずれかが毎週開催されることになります。

 運転経験の浅いライダーや若い年齢層ほどバイク事故に遭う可能性が高く、重大事故にもつながりやすい傾向があります。それぞれのコースは対象のライダーに対して、事故を防ぐための安全確認や、ライダー自身が安心して運転できる技術の向上が見込める内容になっています。

女性ライダーには、女性白バイ隊員目線の講習も

「サタデー」と「サンデー」のコースは、リターンライダーなどある程度の技術を持つ人にも役立つ内容で、特に参加条件はありません。初心者の受けやすさを考慮して、受講回数は年1回に制限されています。

「わかば」はバイク免許取得から1年未満の一般と、高校生・大学生などの学生が対象です。受講回数に制限はなく、何度でも受けることができます。運転の不安を解消するレベルまで技術を向上させることができます。

「U30」は免許取得期間に条件になく、30歳以下が対象です。一定の年齢を対象にした教室は交通安全センターの新しい試みです。こちらも受講回数に制限はありません。

 従来のオートバイ教室では、運転技術の向上を目的として初級、中級、上級の認定級制度がありましたが、この制度が廃止されます。ハイレベルなライディングレッスンからの方向転換です。

 どのコースも1回の講習は午前中の約3時間(9~12時30分)で、全国白バイ安全運転競技会、警視庁白バイ大会で実績のある経験豊富な白バイ隊員が指導員になります。女性ライダーには、女性白バイ隊員による的確な指導が期待できます。

 警視庁のオートバイ教室は、どのコースも保険料200円が必要なだけで、受講料は無料です。警視庁の予約サイトから申し込み可能です。

 受講の際はバイクの運転に適した服装であることと、胸部プロテクターの装着が必須です。

【画像】そのビジュアル、ちょっと怖い……警視庁が「オートバイ教室」への参加を呼びかけるチラシを見る(4枚)

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Writer: 中島みなみ

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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