俳優の坂口憲二さん主宰のブランドからBEAMSコラボまで!! カップ式コーヒー自販機のアイスコーヒーを飲み比べ!! ツーリング休憩時の珈琲選びの参考に♪ デイドリップ通信Vol.32

バイク乗りのコーヒー店主、黒田悟志さんによる連載コラム。今回はミル挽きコーヒー自販機のアイスコーヒーについて、コーヒー屋の視点から飲み比べしてみたお話です。

自販機のミル挽き珈琲の実力やいかに!!

 こんにちは、Day Drip Coffeeのクロダです。都内で小さなコーヒー屋をやっている、バイク好きの店主です。このコラムは「バイクとコーヒー」をテーマに、二つの世界を行き来して感じる様々なトピックをお届けしています。

大黒ふ頭に設置されたカップ式コーヒー自動販売機。左から「BEAMS」コラボ、ミル挽き珈琲で有名なトーヨーベンディング×2台、坂口憲二さんが主宰するブランド「The Rising Sun Coffee」コラボとなっています
大黒ふ頭に設置されたカップ式コーヒー自動販売機。左から「BEAMS」コラボ、ミル挽き珈琲で有名なトーヨーベンディング×2台、坂口憲二さんが主宰するブランド「The Rising Sun Coffee」コラボとなっています

 9月になったと言うのに、相変わらずひどい暑さが続いていますね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ最近は当コラムで「アイスコーヒーでもしっかり水分補給になる」という話をしてきました。実際バイクで出かけた先でアイスコーヒーを飲む機会はいろいろあるかと思います。

 その一つに高速道路のSA・PAなどでよく見かけるカップ式コーヒーの自動販売機があります。今回はコーヒー屋としても前から気になっていたこのタイプのマシンの、更にアイスコーヒーの部分に注目してみたいと思います。

 ということで、向かったのは神奈川県横浜市にある大黒ふ頭パーキングエリア。首都高速神奈川5号大黒線上にある、首都高で最大級のパーキングエリアです。僕はいつも本牧ふ頭側から横浜ベイブリッジを渡ってアクセスするのが好みです。逆からも行けるのですが、やっぱり橋を渡りたいじゃないですか(笑)。

 大黒ふ頭パーキングエリアには、ミル挽き珈琲で有名なトーヨーベンディングの自動販売機があります。トーヨーベンディングの名を知らなくても、購入時に名曲「コーヒールンバ」のメロディが流れて、モニター画面には抽出の様子が映し出されるヤツ、といえばご存知の方も多いのではないでしょうか。今回はこちらのカップ式コーヒー自動販売機で提供されている「アイスコーヒー」について、コーヒー屋視点での飲み比べをしてみました。

 ここには3タイプの自動販売機があります。一つは最も標準的な自動販売機「アドマイヤ」が2台あり、その両脇には特設自販機として「BEAMS」コラボと「The Rising Sun Coffee」コラボが1台ずつの、合計4台設置されています。今回はここから4種類のアイスコーヒーをピックアップしてみました。いずれもブラックで味見をし、サイズは原則としてジャンボサイズを選びました。

アドマイヤ自販機の「モカ100%アイスコーヒー」(330円)
アドマイヤ自販機の「モカ100%アイスコーヒー」(330円)

 1つ目はアドマイヤから「モカ100%アイスコーヒー」(330円)。モニター画面でもお馴染みですが、ミル挽きタイプで注文ごとに1杯ずつ抽出されるレギュラーコーヒーです。

 モカとはエチオピア及びイエメンあたりで採れるコーヒーの通称で、これはほぼ間違いなくエチオピア。香ばしさがあり、香味のアクセントも割とハッキリしています。

 エチオピアの良さを活かすためそんなに深煎りではないので、色も他より明るめです。エチオピアらしい甘めな印象もあって、飲んだ満足感を得やすいかも。

アドマイヤ自販機の「ネスカフェ アイスコーヒー」(190円)
アドマイヤ自販機の「ネスカフェ アイスコーヒー」(190円)

 2つ目もアドマイヤから「ネスカフェ アイスコーヒー」(190円)。価格からも察する通りいわゆるインスタントタイプ。分かりやすい固有の味わいです。

 多くの日本人にとっては原体験のような味かと。飲み進めると舌の奥で酸を感じますが、甘さや明るさもあり、ミルクと砂糖を加えた時にちょうど良い加減に引き立つ味わい。

 そんな“普通の人々の飲み方”を踏まえると、極めて正しく調整(ブレンド)された味とも言えます。ある意味すごいです。

「BEAMS」コラボ自販機の「アイスブレンド」(290円)
「BEAMS」コラボ自販機の「アイスブレンド」(290円)

 3つ目はBEAMSコラボから「アイスブレンド」(290円)。あのBEAMSです。これだけカップが一回り小さなレギュラーサイズです。

 やや深煎りですが、味わいは深みや厚みというよりあっさりした印象で、軽やかさがありますね。でも苦い感じが後味の中に残ります。

 前者2つより落ち着きがあり、押し出しの強さが無い分、華やかさとは対極にある味わいです。好みは分かれるかもしれませんが、コラボ物として独自の路線だと言えます。

「The Rising Sun Coffee」コラボ自販機の「ワイプアウト ブレンド」(420円)
「The Rising Sun Coffee」コラボ自販機の「ワイプアウト ブレンド」(420円)

 4つ目はThe Rising Sun Coffeeコラボから「ワイプアウト ブレンド」(420円)。一段階アッパーな価格ですが、それはThe Rising Sun Coffeeが焙煎する特別なブレンドだから。

 このロースターは俳優の坂口憲二さんが立ち上げた焙煎所で、サーフィン好きな彼だけに「ワイプアウト」もサーフィン用語からのネーミング。肝心の味はと言うと、上質な深煎りのコーヒー。

 明らかに1ステージ上のコーヒー豆を用いた印象で、しっかりとしたコクがあり、さすがの味わいです。抽出もアドマイヤとは異なるレシピです。ちなみに抽出中に流れる曲もこの自動販売機だけビーチボーイズのサーフィンUSA!

4台のカップ式コーヒー自販機が設置された大黒ふ頭と筆者(黒田悟志)の愛車、ヤマハ「XSR155」
4台のカップ式コーヒー自販機が設置された大黒ふ頭と筆者(黒田悟志)の愛車、ヤマハ「XSR155」

 一気に4種類を試飲して感じたのは、「それぞれに役目がある」と言うこと。ワイプアウトブレンドが美味しいのは当たり前で、コストをかけてより良いものを目指す「役目」のコーヒーだからです。

 インスタントにもインスタントの役目があって、万人が手軽に気軽に楽しむための「役目」を背負っていることを、その味わいに感じました。選択肢はいろいろ。ぜひその時々に応じたコーヒーを楽しんでいただけたらと思います。「選べる世の中」って本当に幸せなことですねぇ。

【画像】好みの味はどれ?? カップ式コーヒー自販機のアイスコーヒーを画像で見る(13枚)

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Writer: 黒田悟志

世田谷の自家焙煎カフェDay Drip Coffee店主。自転車ロードバイクに20年ほど乗ってきたが、2年前オートバイに目覚めて自動二輪免許取得。両足2気筒から4スト単気筒へ。昨年はSSTRにも初参加しバイクライフを堪能中。

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