どこでも速い!? 高速化するグラベルに挑む究極のレースバイク メリダ新型「ミッション」登場

世界屈指の規模を誇る、台湾に本社を置く自転車メーカー「MERIDA(メリダ)」が投入した新型グラベルロード「MISSION(ミッション)」は、あらゆる路面でスピードを追求するレース志向のモデルです。ロードの鋭さと高いオフロード性能を両立し、次世代のマルチサーフェスバイクとして誕生しました。

空力性能を充実、高速化するグラベルレースに順応

 台湾に本社を置く世界屈指の自転車メーカーのひとつ「MERIDA(メリダ)」から新型グラベルロード「MISSION(ミッション)」が登場しました。「どんな路面でも速く」を追求したマルチサーフェスバイクであり、開発コンセプトである「FAST ON ANY SURFACE(あらゆる路面で速く)」の通り、近年高速化が進むグラベルレース向けに仕上げられた性能を備えています。

 ロードバイク譲りの鋭い加速とシャープなハンドリングを引き継ぎつつ、700×40Cまで対応するタイヤクリアランスや低重心化されたジオメトリーによって、未舗装路での安定感とスピード維持を両立します。

MERIDA新型「MISSION(ミッション)」は、バイクの中に座っている感覚となる低重心ジオメトリーが特徴
MERIDA新型「MISSION(ミッション)」は、バイクの中に座っている感覚となる低重心ジオメトリーが特徴

 モデル名の「MISSION」は、MERIDAがロードレース競技とシクロクロス、そしてグラベルの境界を切り拓いてきた歴史に由来しています。

 かつて登場したシクロクロスモデル「MISSION CX」や、アドベンチャー系グラベルの代表格として人気を博した「SILEX」など、長年にわたり多様なオフロードカテゴリへ挑戦してきました。

 新型「MISSION」はその系譜に連なる存在であり、「SILEX」よりも空力性能とスピードを重視した「グラベルレース専用機」です。

 ジオメトリーはロードバイクシリーズ「SCULTURA ENDURANCE」と「SILEX」の中間に設定され、高速域での安定性と鋭いレスポンスを両立しています。ヘッドアングル72度やリーチ391mmなど、スポーティで正確なコントロールを生み出す数値が与えられ、またボトムブラケットを低く設定することで、舗装路以外でも「バイクの中に座っている」ような一体感と安定感が得られる点も特徴です。

 走行性能だけでなくレース対応の実用性も充実しています。ダウンチューブ内には「G.U.T.システム」と呼ばれるストレージスペースが備わり、ツールやチューブなどの小物をスマートに収納できます。これはレース中でもガタつきにくく、静かでスマートな走行を実現するための機能です。

 また、フロントギアはシングルにもダブルにも対応しており、ライダーの用途に合わせたギア選択を可能にしています。

 ラインナップは3種類展開で、電動変速シマノ・GRX Di2とカーボンホイールを搭載したハイエンドモデルの「MISSION 7000」、シマノ・GRX(機械式)とアルミホイールを組み合わせた「MISSION 4000」、そしてハイクオリティなフレームを自由に組み上げたいユーザー向けの「MISSION 10Kフレームセット」です。

 いずれも軽量で高剛性のCF4カーボンフレームを採用し、スピードと走破性を求めるライダーに向けた仕上がりとなっています。

 高速化が進む現代のグラベルレースにおいて、「MISSION」はロードの俊敏性と高いオフロード性能を高次元で融合した存在です。

 スピードを求めるグラベルライダーにとって、新たな基準となるでしょう。

■ラインナップ/価格(消費税10%込み)
「MISSION 7000」/93万5000 円(シマノ・GRX Di2、完成車)
「MISSION 4000」/42万3500円(シマノ・GRX、完成車)
「MISSON 10Kフレームセット」/33万円(フレームセット)

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