かつてエンジンの性能を決めるのは“老眼”じゃ見えないほどの「小さな穴」だった!? キャブレターに備えられた『メインジェット』とは?
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「メインジェット」についてです。
季節ごとに交換するキャブレター内パーツ
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「メインジェット」についてです。
メインジェットはキャブレターの中にあるパーツのひとつで、アクセル全開付近のガソリン噴出量を決定する重要なパーツです。メインジェットにはさまざまな番手があり、数字が大きいとガソリンの量は多く(=濃く)なり、小さいと少なく(=薄く)なります。
ちなみにガソリンの量を決めるパーツは他にもあり、アイドリング付近は「スロージェット」、アクセル中開度付近では「ジェットニードル」がそれぞれの役割を担っています。

ガソリンの噴出量を機械的に決めるキャブレターでは、気温や湿度、標高などに合わせて、その都度セッティングが必要です。昔のライダーやメカニックは、季節に合わせてメインジェットやスロージェットなどを変更していました。
ただ、キャブレターの性能や安定性が向上した1990年代以降は市販車であればほとんどセッティングの必要がなく、1年を通じてそのまま乗れるようになっています。
また、メインジェットやスロージェットには小さな穴があって、その穴からガソリンを通します。ある程度の距離を走ったり、期間が経つと穴が詰まってしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。




