いよいよ年末! コーヒー屋はバイクも焙煎機もメンテナンスして新年の準備に大忙し!? デイドリップ通信Vol.39

バイク乗りのコーヒー店主、黒田悟志さんによる連載コラム。大掃除のこの時期、メンテナンスはバイクだけでなく、焙煎機のケアも! というコーヒー屋ならではのお話です。

年に一度、年の瀬の恒例行事と言えば「大掃除」

 こんにちは、『Day Drip Coffee』のクロダです。都内で小さなコーヒー屋をやっている、バイク好きの店主です。このコラムは「バイクとコーヒー」をテーマに、2つの世界を行き来して感じる様々なトピックをお届けしています。

 いよいよ師走を迎え、寒さも増して来ました。年の瀬が近づいてくると面倒なアレがやって来ますね。そう、「大掃除」です。

 でも新年は気持ちよく迎えたいし、「一年間の煤払い」の意味も込めて、この機会にバイクのケアもおこないたいところ。ということで、今回はメンテナンスについて。

「洗車はメンテナンスの基本」ということで、初心者でもできる基本的なメンテナンスをおこないます
「洗車はメンテナンスの基本」ということで、初心者でもできる基本的なメンテナンスをおこないます

 バイクのメンテナンスはユーザーの知識や技術、経験の違いで、やれることが大きく異なりますよね。言い換えれば「これ以上はプロに任せる」という線引きの違いとも言えます。

 また作業が出来る環境の有る無しも要素のひとつです。僕はというと、明らかにビギナーで知識も技術も足りません。でも整備次第で人命に関わることもあると思っています。そこで初心者でも出来る基本的なメンテナンス3つだけをおこなうようにしています。

 まずは洗車。「洗車はメンテナンスの基本だよ」と、お世話になっているバイクショップのメカニックの方からも言われました。

 幸い僕は水道を使える環境があるので、今回は「水アリ洗車」を。やり方は検索すればいくらでも分かるので詳細は割愛しますが、バイク洗車の基本的な方法で一通りおこないました。

 最後の水滴の拭き上げは水アカやサビなどを抑えるだけでなく、車体の異常を早期に発見するきっかけにも繋がり、重要な作業だといつも感じます。

 次にタイヤ。まず空気圧のチェックです。時々確認していましたが、近頃サボっていたので減り気味でした。タイヤの状態も確認。溝こそありますが、よく見ると細かなヒビが現れ始めていました。そろそろ交換ですね。タイヤサイズ的に選択肢はあまり多くはなく、自分の走りに向いているツーリング系のものになると思いますが、こういうのは選んでいる時が一番楽しいですね。

 最後にチェーン。チェーンクリーナーとブラシで汚れを落とし、しっかり注油。こちらも少しサボっているうちに伸びが見られましたので、その場でいつものバイクショップに連絡し、調整の予約を入れました。これは早い方が良いし、不安な気持ちで走り回るのは楽しくないですもんね。

 あとは灯火類やらオイル残量やらブレーキパッドの減り具合やらを確認して終了……。ベテランの方にはどれも初歩的なことばかりで、今更感があるかもしれません。でも今一度基本を見直すのに、年末は良い機会ではないでしょうか。

 と、ここまではバイクのお話。このコラムは「バイクとコーヒー」がテーマなので、もう一方の、コーヒーの世界でもメンテナンスについてのお話を。

自家焙煎のコーヒー屋にとって、メンテナンスと言えば焙煎機です
自家焙煎のコーヒー屋にとって、メンテナンスと言えば焙煎機です

「コーヒーでメンテナンス?」と思われるかもしれません。実は自家焙煎のコーヒー屋にとっては、焙煎機のメンテナンスという非常に大切な作業があるのです。

 あまり知られてはいませんが、コーヒー焙煎機も機械である以上メンテナスは欠かせません。それも使うたびに発生する日常的なメンテナンスの他、使用頻度によってある程度の間隔でおこなうメンテナンスがあります。

 年末は大掃除ということで、やはり後者の大掛かりなメンテナンスをおこなうことになります。これは一言でいうと「清掃と注油」です。

「清掃」は何をするのかというと、ひたすら「煤払い」です。コーヒーの焙煎で出る煙は、煙突を伝って屋外へ排気しますが、そのダクト内部に煤が付いて煙の流れが悪くなるのです。しかも焙煎の煙にはコーヒー豆が持つ油脂成分が含まれるせいで、油っぽい煤となり少々厄介です。

 僕の焙煎機は小型で排気量(?)が少ないので、煙突はレンジフードの換気扇の前までです。そこから換気扇で屋外へ排気しているため、短い煙突の他に換気扇も煤だらけになります。

 また、煤は煙突だけでなく焙煎機内部にも蓄積します。強制排気のファンが付いているのですが、その内部の羽根やファンの内側全体にびっしりです。それら煙が通る一連の機材を、バラせるだけバラして清掃するのです。

「注油」も欠かせません。焙煎機はドラムを回転させているので、シャフト部分はグリスアップが不可欠です。専用の充填口からグリスを注入し、古いグリスを押し出して入れ替えます。バイクも焙煎機も、回転する部分に注油は必須という訳ですね。僕にとっては年末恒例の作業、年の瀬の風物詩です。

 バイクとコーヒー。たとえ世界は違えども、今年も一年に渡り自分のために頑張ってくれたマシンを労う気持ちに違いはありません。

 メンテナンスをしっかりおこなってあげることが、また新たな一年の活躍へと繋がるように思いました。

 皆さんもバイクのメンテナンスを是非。もちろん自分自身のケアもお忘れなく♪ 寒さ厳しき折、ご自愛を。

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Writer: 黒田悟志

世田谷の自家焙煎カフェDay Drip Coffee店主。自転車ロードバイクに20年ほど乗ってきたが、2年前オートバイに目覚めて自動二輪免許取得。両足2気筒から4スト単気筒へ。昨年はSSTRにも初参加しバイクライフを堪能中。

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