アクセルを開けても前に進まない!! チューニングでハイパワー化したエンジンの必需品? スポーツ走行で差が出る「強化クラッチ」とは?
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「強化クラッチ」についてです。
“滑り”を防ぐためのチューニングパーツ
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「強化クラッチ」についてです。
強化クラッチとは、エンジンの出力増加やスポーツ走行に対応するため、摩擦力や圧着力を高めたクラッチのことを指します。
ノーマルクラッチに比べて高い負荷に耐えられるよう設計されており、サーキット走行やハードなライディングを行う際に用いられます。
クラッチは使用を重ねるうちに摩耗が進み、徐々に滑りやすくなっていきます。特に急加速や高回転を多用する走り方では、クラッチに大きな負担がかかり、想定以上に早く性能が低下することもあります。

レース用マシンやチューニングされたバイクでは、エンジン出力の向上に合わせてクラッチ側の強度も見直す必要があります。そのままノーマルクラッチを使い続けると、加速時にパワーを伝えきれず、滑りによって性能を十分に発揮できなくなる場合があります。
そこで用いられるのが、摩擦材の変更やスプリングの強化によって圧着力を高めた強化クラッチなのです。
ただし、強化クラッチはレバー操作が重くなる傾向があり、街乗りでは扱いづらく感じることもあります。使用目的や走行スタイルに合わせて選ぶことが重要で、必ずしもすべてのバイクに必要なパーツというわけではありません。パワーと操作性のバランスを考えたうえで導入したいチューニングパーツといえるでしょう。






