大型バイクなのに身構えなくていい!! ホンダ「CB1000F」は王道ネイキッドの存在感と扱いやすさが魅力!! ~高梨はづきのきおくきろく。~

毎月「8」がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』です。今回は、ホンダの王道ネイキッド、新型「CB1000F」の魅力についてお届けします。

往年の「CB」を未来に繋げる存在

 皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!

 本日の「きおくきろく。」は、ホンダの大型ネイキッド「CB1000F」をお届けしていくよ!

 2025年の大阪モーターサイクルショーで世界初のお披露目を果たし、東京モーターサイクルショーでも公開したその姿を初めてみた時、とてもワクワクした!

 次世代の王道ネイキッドとして、2025年11月14日に発売された大型バイクは、ただ新しいだけの存在じゃなかった。

 直線一辺倒でもなく、派手すぎず。それでいて、ひと目でCBだと分かる佇まい。このバイクには、ホンダが長年積み重ねてきた王道という言葉の重みが、ちゃんと宿っている。

 最新モデルなのに、どこか懐かしい。でも、決して過去に寄りかかってはいない。丸型ヘッドライトを中心に据えながらも、タンクからテールまでのラインは直線的で、全体としてはどこか四角い印象を受けるシルエットになっている。

 ただ、このスタイルに対しては、会場でもこんな声が聞こえてきた。

「この見た目で、なぜ電子メーターなんだろう。」

 昔の世代、いわゆるおじさん世代のライダーほど、そう感じるのも無理はないと思う。丸型ヘッドライトに王道ネイキッドのシルエット。そこに来てメーターには四角いフルカラーTFT液晶パネル。かつてのCBを知っている人ほど、違和感を覚えるのは自然な反応だろう。

ホンダ「CB1000F」(2025年11月発売)と、バイク女子の高梨はづきさん
ホンダ「CB1000F」(2025年11月発売)と、バイク女子の高梨はづきさん

 でも、会場で実車を前にした瞬間、スペックより先に、理屈より先に、バイクってこういう存在だよねと思わせてくれたのが、この「CB1000F」だった。

 昔のCBを再現するバイクではない。ホンダが作ろうとしたのは、記憶の中のCBをなぞることではなく、今の時代にCBという名前をどう残すか、という答えだった。

 電子メーターは懐古を切り捨てるための選択じゃない。安全装備や走行モード、情報量を無理なくまとめるための現代的な必然だ。もしここでアナログに寄せてしまえば、雰囲気を守る代わりに未来を止めることになる。

「CB1000F」は、過去に敬意を払いつつも、CBは今も前に進んでいると静かに主張している。その象徴が、この電子メーターなのだと思う。

 実際、「CB1000F」に対する反応は世代によって少し違う。若い世代からは、いま乗りたいネイキッドとして素直に受け止められている印象だ。

 一方で、昔のCBに強い思い入れのある人ほど、もっと空冷っぽさが欲しい、メーターはアナログであって欲しかったといった声もある。

 それでも不思議と全否定の意見は少ない。

「これはこれで、ちゃんとCBだよね。」

 懐疑と納得が同居した、そんな温度感の反応が多いのが印象的だった。

身長158cmの高梨はづきさんが、シート高795mmのホンダ「CB1000F」にまたがった状態。両足のつま先が接地する
身長158cmの高梨はづきさんが、シート高795mmのホンダ「CB1000F」にまたがった状態。両足のつま先が接地する

 シート高795mmは、私の身長158cmで両足のつま先がつく程度。シート幅がしっかりあり、お尻をどっぷり預けられるくらい広い作りだ。

 燃料タンク容量は16Lで、車重は214kg。車格は1000ccクラスらしい存在感と重厚感がありながら、気持ちが先に身構えない。乗せてもらっているような安心感が生まれる。

 跨った瞬間に、覚悟を決めるような感覚がない。ハンドル位置は高すぎず遠すぎず、ステップも自然に足が収まる。

「CB1000F」はスマートキーを採用していて、メーター下のツマミをワンプッシュしてからイグニッションをON。現代的な操作まわりも、このバイクの性格にしっくり馴染んでいた。

 信号待ちやUターンでも車体を抑え込む感覚が少なく、操作が身体の延長線上にある。教習車のように、乗り手の操作に正直に応えてくれるのがなんだか嬉しくなった。

 この時点で、「CB1000F」は力で付き合う大型ではないと感じ始めていた。

 走り出して印象的だったのがエンジン音。低回転ではスムーズ。ただ、3000rpm前後を境に音質が一段変わる。ゴロゴロ粘るというより、回す準備ができていますよ、と先に気配を出してくる。

 そのため、もう一段上げた方がこの子はラクそうだなと、耳が自然に判断する。

 これはトルクが足りないからではない。音が正直すぎるからこそ生まれる感覚だと思う。

ホンダ「CB1000F」に試乗する高梨はづきさん。落ち着いた気持ちのいい加速と、排気音を感じながら安心して走らせることが出来る
ホンダ「CB1000F」に試乗する高梨はづきさん。落ち着いた気持ちのいい加速と、排気音を感じながら安心して走らせることが出来る

 少し走ってエンジンのリズムに身体が馴染んでくると、加速の印象は自然と変わっていく。最初に感じた違和感は、何かが足りないではなく、こちらの期待値とのすれ違いだったのだと分かってくる。

 スピードを乗せたときの伸びやかさ。車体のブレのなさと、路面に吸い付くような安定感。派手さはないけれど、静かで落ち着いた気持ちのいい加速が続いていく。

「CB1000F」は、一瞬で分からせてくるタイプのバイクじゃない。走りながら少しずつ理解していくことで、快適さと安定感がじわっと立ち上がってくる性格だと感じた。

 昔の空冷CBと聞くと、低めの回転でもドコドコと包み込んでくれる。私の中にも、そんなイメージがあった。

 一方、水冷エンジンの「CB1000F」は熱管理がしっかりしていて、音が整理されているぶん、回転数の変化がはっきり伝わる。

 だから2500rpmで粘るより、3000rpm前後でポンポンとシフトした方が、エンジンも車体もきれいに落ち着く。回転数で威張るエンジンではなく、回転数で整えるエンジンなのだと思う。

 低回転で無理に主張しない。こちらの操作を急かさない。丁寧に合わせてあげると、音も振動も自然にまとまっていく。

 その結果、街中でも高速道路でも同じリズムで走れる。大型バイクにありがちな、常に気を張っていないといけない時間が、驚くほど少ない。

ホンダの「王道ネイキッド」を現代版に解釈。「CB1000F」はその存在感と扱いやすさを両立した次世代ネイキッドだった
ホンダの「王道ネイキッド」を現代版に解釈。「CB1000F」はその存在感と扱いやすさを両立した次世代ネイキッドだった

 低身長の私にとっては、重さを感じにくい、操作がシンプル、音で判断できる。この3つがそろっていることが、何よりの安心材料だった。

「CB1000F」のエンジンは、力を誇示するためのものじゃない。回転数を整え、音に耳を澄ませ、丁寧に走らせることで本領を発揮する。

 だからこのバイクは、背伸びしない、無理に主張しない、こちらのペースを尊重してくれる、日常にいちばん近い1000ccだと感じた。

 大型なのに身構えなくていい。自然体で付き合える、過不足のない王道ネイキッドだ。

 夕日に照らされるそのボディは、シルバーの塗装がほんのり金色を帯び、渋くクールだった表情が、どこかダンディで温かみのある顔に変わっていった。

 排気量999ccの水冷直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力は124PS。王道ネイキッドとしての存在感と扱いやすさを両立した1台だったよ!

 ということで本日はここまで! また「8」のつく日にお会いしましょ~♪

【画像】次世代の王道ネイキッド!! ホンダ新型「CB1000F」と高梨はづきさんを画像で見る(25枚)

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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