「カップ式コーヒー自販機」のカフェラテを飲み比べ ちょっと意外な結果に!? デイドリップ通信Vol.44

バイク乗りのコーヒー店主、黒田悟志さんによる連載コラム。カップ式コーヒー自販機の飲み比べ第3弾。カフェラテについて、コーヒー屋の視点からレポートします。

ドリップコーヒー自販機の「カフェラテ」を飲み比べ

 こんにちは、『Day Drip Coffee』のクロダです。都内で小さなコーヒー屋をやっている、バイク好きの店主です。このコラムは「バイクとコーヒー」をテーマに、2つの世界を行き来して感じる様々なトピックをお届けしています。

 ここ東京では少しずつ春の兆しを感じられるようになりました。暖かくなってくると、バイクでひとっ走りしたくなりますね。僕は休憩タイムにはもちろんコーヒー(笑)。そしてコーヒーと言えば、やっぱりミル挽きのカップコーヒー自販機!

 ということで、今回はドリップコーヒーの自販機特集・第3弾、「カフェラテ」と「カプチーノ」の飲み比べをレポートします。

 場所はお馴染み、ひとっ走りの休憩スポット横浜、首都高「大黒パーキングエリア」です。トーヨーベンディングの自販機で飲めるドリンクを、コーヒー屋の視点でチェックしてみました。

ツーリングの休憩と言えば自販機のドリンク。首都高「大黒パーキングエリア」で、異なるドリップコーヒーの自販機から「カフェラテ」を飲み比べしました
ツーリングの休憩と言えば自販機のドリンク。首都高「大黒パーキングエリア」で、異なるドリップコーヒーの自販機から「カフェラテ」を飲み比べしました

 と、その前にカフェラテとカプチーノについてちょっと解説を。似たような飲み物にカフェオレもありますが、その違いって分かりにくいですよね。一体ナニが何だか……。

 これらは全て「コーヒー+ミルク」の飲み物なのですが、まずベースに使われるコーヒーの違いで分かれます。

 カフェラテとカプチーノは「エスプレッソ」がベースで、カフェオレは「ドリップコーヒー」がベースとなります。ちなみにエスプレッソと言えばイタリアの伝統的なコーヒー。なのでカフェラテもカプチーノもイタリア生まれ、対するカフェオレはフランス生まれのコーヒーです。

 カフェラテとカプチーノの違いは、ミルクとミルクの泡(ミルクフォーム)のバランスの違いです。カフェラテは多めのミルク、カプチーノは少なめのミルク+ミルクの泡といった感じです。じつは区分けについては諸説あり、ラテでも少量のミルクの泡があると表現する場合もあります。

 味わいはカフェラテの方がミルク感が強く、カプチーノはエスプレッソの苦味と泡の優しい口当たりが同居する感じ、と言えばいいでしょうか。

 ということで、いよいよ飲み比べです。試飲したのは標準仕様の自販機「アドマイヤ」、コラボ仕様の自販機「The Rising Sun Coffee」と「BEAMS」、この3タイプの自販機それぞれからカフェラテとカプチーノをチョイス、全6種類を飲んでみました(砂糖の有無を選べる場合はナシを選択)。

 今回は【前編】として、カフェラテについてのカッピングレポートをお届けいたします。

左から「BEAMS」、「アドマイヤ」、「The Rising Sun Coffee」。白っぽいほどミルクの濃さの現れ
左から「BEAMS」、「アドマイヤ」、「The Rising Sun Coffee」。白っぽいほどミルクの濃さの現れ

 最初はアドマイヤ自販機。高速道路のハイウェイショップに250カ所以上と、最も多く設置されている定番の自販機です。名曲「コーヒールンバ」が流れるアレです。

 まずは「アドマイヤのカフェラテ」です。とてもクリーミーで、苦味も少なく飲みやすい。飲み進めるに従いミルク感がかなり強い印象になり、砂糖ナシなのに甘い感じもするほど。

「コーヒーの香りは好きだけどブラックは苦手、砂糖やミルクが入っている方が好き」というタイプの人に向けて作られたような味わい。

 次に「BEAMS」コラボの自販機。以前試したホットコーヒーもアイスコーヒーも、ペットボトルのクラフトコーヒーといった感じで、総じてあっさりした軽やかな味わいにチューニングされていました。果たして今回はどうでしょうか。

「BEAMSのカフェラテ」は、ミルクとコーヒーのバランスがとても良い。アドマイヤと比べて若干軽やかに感じるのは、決してあっさりしているからではなく、ミルクがしつこくないせいだと思います。砂糖ナシでも微かに甘さを感じる。ホットやアイスの時の軽い仕上げと異なり、これはしっかりした印象でした。

 3つめは「The Rising Sun Coffee」のコラボ自販機。「The Rising Sun Coffee」は、俳優・坂口憲二さんが立ち上げたコーヒーロースターです。自販機内のコーヒー豆も「The Rising Sun Coffee」で焙煎したものが使われ、抽出レシピも細かな調整が行われているようで、独自の設定になっています。

「The Rising Sun Coffeeのカフェラテ」は、コーヒー豆の質の良さが味わい全体を底上げしていて、明確にワンステージ上のコーヒーです。また「ラテ」なのにミルクの泡が乗っていて、その分だけ豊かさを感じるし、甘い印象もありました。

 総評としては、どの自販機もそれぞれにコンセプトや狙いを感じました。「アドマイヤ」が広く一般的な需要を狙っているのに対し、「BEAMS」はホット&アイスで見せたトレンド感ではなく、なぜかカフェラテだと正統派でニュートラルな印象。「The Rising Sun Coffee」は素材の差で格の違いを見せつけた印象でした。

 最も印象的だったのは、意外なほど直球勝負をしていた「BEAMS」のカフェラテです。良い意味で裏切られました。

 さて、【後編】のカプチーノのレポートは追ってご紹介したいと思います。引き続きどうぞお楽しみに!

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Writer: 黒田悟志

世田谷の自家焙煎カフェDay Drip Coffee店主。自転車ロードバイクに20年ほど乗ってきたが、2年前オートバイに目覚めて自動二輪免許取得。両足2気筒から4スト単気筒へ。昨年はSSTRにも初参加しバイクライフを堪能中。

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