チームメイトが転倒 マシンは大きなダメージが…… ルーマニアでのトレーニング得た「リスペクトがあるからこそ」のチームビルディング レーシングライダー大久保光のレースレポート

ヨーロッパで活動中のレーシングライダー大久保光選手が、世界耐久選手権(EWC)に向けたルーマニアでのチーム合同トレーニングについてレポートしてくれました。

「エンジョイ2時間耐久」で得られた成果は大きい

 皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。今回は、世界耐久選手権(EWC)のオフィシャルテスト後に行いました、ルーマニアでのトレーニングについて書いていきたいと思います。

 簡単にルーマニアのレース事情について説明しますと、ルーマニア国内にもMotoRCという国内選手権が開催されていて、サーキットはMotorpark Romaniaというブカレスト郊外の本格的なロードコースで開催れています。

 コースも4.3kmほどとなかなかの大きさで、2026年はそのサーキットで5回のシリーズ戦が行われ、レース毎に右回りや左回りになったりします。

 土曜日にはそのサーキットで練習走行会と、夕方からはエンジョイレースとして2時間耐久レースが開催されました。土曜日にはこの練習走行会と2時間耐久レースに、チームみんなで参戦することとなりました。

レーシングライダーの大久保光選手。ルーマニアのサーキットでチーム合同トレーニングを行いました
レーシングライダーの大久保光選手。ルーマニアのサーキットでチーム合同トレーニングを行いました

 マシンは私が保有しているCFmoto「300SR」と知り合いの同じバイクを使って2チームに別れて走行を開始しました。

 また個人的には、今年から600ccのレースにも参戦するために購入したカワサキ「Ninja ZX-6R」のシェイクダウンも行いました。もちろん私以外このコースを走るのは初めてで、チームメイトが初めてのマシン、コースをどのように攻略していくか、非常に楽しみなところもありました。

 このようなトレーニングやイベントの時こそ、ライダーの性格や特徴が出やすいので、ライダーのリーダー格としてその辺りも観察しつつ、自分自身もトレーニングに励んでいきました。

 練習走行も終わりいよいよ2時間耐久レースのスタートです。チームは鳥羽・豊島ペアと私・伊藤チームに別れてレースを行いました。

 スタートライダーは伊藤選手に任せて私は後から走ることになりました。

 燃費などの計算もないためとりあえず30分毎の交代というプランで進めていく予定でしたが、30分経っても伊藤選手はピットインをする素振りがなく、そのまま1時間走り切ると思う矢先に伊藤選手は転倒、マシンも大きく壊れてしまい、そのままリタイヤとなりました。

 伊藤選手は少し負傷してしまったため、知り合いの接骨院で診てもらったところ、幸い骨折等はなく一安心な結果となりました。

駐車場を使ったジムカーナのようなトレーニングも行いました
駐車場を使ったジムカーナのようなトレーニングも行いました

 2日目は駐車場を使ったジムカーナのようなトレーニングを行いました。パイロンを置いてサーキットのような形にして、それぞれ課題を持ってトレーニングしました。

 改めて近くでチームメイトの走りを観察すると、自分に足りていないところや癖、逆に優っているところなど細かく観察することができました。またそこで得た情報をアドバイスし合ったり、お互いにリスペクトがあるからこそしっかり意見を出し合い、レースに向けての課題を考えていきました。

 一見簡単そうに見えることでも、とても高度なトレーニングとなり、充実した2日間だったと思います。

 最後にルーマニアの知人の紹介で、ルーマニア料理を食べに行きました。フランスやスペインとはまた違った料理でチームメイトも気に入ってくれたみたいで、とても良かったと思います。

 また時間があれば、このような機会を作ることができればと思います。

【画像】一見簡単そうだけど!? 高度なトレーニングとなったレーシングライダー大久保光選手を画像で見る

画像ギャラリー

編集部からのおすすめ

2026年 バリバリ伝説に再び注目? ライダーのバイク愛を教えて! 投稿キャンペーン始動であの名シーンがよみがえる!【PR】

2026年 バリバリ伝説に再び注目? ライダーのバイク愛を教えて! 投稿キャンペーン始動であの名シーンがよみがえる!【PR】

最新記事