3Dスキャナーとプリンターによる原型の製作で迎える カスタムパーツの新時代

パソコン上のCADでパーツをデザインした画面がコチラ。ちなみにCADとは“Computer Aided Design(コンピュータ支援設計)”の略で、いうなればパソコンを使った設計図面。ひと昔前、図面といえば“ドラフター”を使った紙が主流でしたが、現在はパソコン上で3D化されたデザインの確認も容易です。またこうしたデータを工場や外注先と共有出来るのも強みです
FARO社の3Dスキャナーとデータを取り込んだパソコン。様々な立体物をデータ化出来るのが最大のメリットです
モーターガレージグッズが導入したのは熱で溶かした樹脂で造形する『FDM方式』という3Dプリンター。上のリールに装着された樹脂を溶かし、データに準じた形状で噴射。それを幾層にも重ねることで立体パーツを形成していきます
モーターガレージグッズが導入したのは熱で溶かした樹脂で造形する『FDM方式』という3Dプリンター。上のリールに装着された樹脂を溶かし、データに準じた形状で噴射。それを幾層にも重ねることで立体パーツを形成していきます
今回、3Dスキャナーとプリンターを使用し、タンクやフェンダー、サイドカバーなどの外装パーツが製作されたヤマハTWがコチラ。正しく数値を追い、製作されたものだけにカッチリとした空気感が漂うクオリティです
3Dプリンターによって形成されているゆえ、タンクの表面は樹木の『年輪』のような断層が確認出来るのですが、これはあくまでも原型の前段階。タンクのマウントやサイズ感などを現物確認出来る点がメリットです
メーカーによってはベースとなる車両のフレーム形状が年式ごとに細かく変わっている場合もありますが、そうした部分でも正確な数値を追えるのがこの機械を導入したメリットとのこと。現在でも各車両のカスタムシートベース作りに於いて優れたアドバンテージを発揮します。またシートのアンコの厚みなどもこのように視覚的に確認することが可能です
左にあるFARO社製3Dレーザースキャナーと右の箱状のプリンターでこの度、ヤマハ「TW」用外装パーツの原型を製作したモーターガレージグッズ。商品の正確性とデザイン変更の自由度、作業の高効率化などメリットは多岐に及びます
3Dスキャナーのアームから出るレーザーをカスタムベースとなる車体に直接当てデータ化します。このように現物を正しく数値化出来る点もメリットです
車体をスキャンした画像がこちら。フレームなどの場合、必要なデータのみを取り出し、その数値に合わせてパーツをデザインしていきます
今回、3Dスキャナーとプリンターを使用し、タンクやフェンダー、サイドカバーなどの外装パーツが製作されたヤマハTWがコチラ。正しく数値を追い、製作されたものだけにカッチリとした空気感が漂うクオリティです

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