内燃機エンジンの「潤滑方式」はパワーにも影響する!? バイクのスペック表を読み解く! 近年のバイクは排気量やジャンルに関わらず、ウェットサンプの潤滑方式が主流。写真は直列3気筒エンジンを搭載するヤマハ「MT-09」 絶版旧車で人気のホンダ「CB750FOUR」(1969年~)はドライサンプ方式。エンジン本体のコンパクト化と、市販量産車として世界初の直列4気筒エンジンの大排気量・大馬力に対して信頼性向上のためにドライサンプを採用 絶版旧車で人気のホンダ「CB750FOUR」(1969年~)はドライサンプ方式。エンジン本体のコンパクト化と、市販量産車として世界初の直列4気筒エンジンの大排気量・大馬力に対して信頼性向上のためにドライサンプを採用 カワサキ「Z650RS」はセミドライサンプ方式 ホンダ「レブル1100」は、表記では「圧送飛沫併用式」だが、実質的にセミドライサンプ構造と言える 惜しまれながらも生産終了となったヤマハ「SR400」(1978~2021年)は、ルーツが本格オフロードモデルの「XT500」だったためドライサンプ方式を採用。「XT500」は車体を軽量に仕上げるため、メインフレームのパイプ(燃料タンクに挟まれた部分)の中をオイルタンクとして活用 エンジンの内部を潤滑するエンジンオイル。写真はヤマハがリリースするオイルのブランド「YAMALUBE」 【図解】ウェットサンプとドライサンプの概念図 惜しまれながらも生産終了となったヤマハ「SR400」(1978~2021年)は、ルーツが本格オフロードモデルの「XT500」だったためドライサンプ方式を採用。「XT500」は車体を軽量に仕上げるため、メインフレームのパイプ(燃料タンクに挟まれた部分)の中をオイルタンクとして活用 ホンダ「アフリカツイン」、「レブル1100」、「NT1100」、「ホーク11」などに搭載される2気筒エンジは「クランクケース内蔵オイルタンク式ドライサンプ構造」を採用 この画像の記事を読む バイク不足で高騰中!愛車の相場を調べてみる>> 画像ギャラリー