ホンダPCXを女性目線で乗り比べ! ガソリン車とハイブリッドとEVの乗り味の違いとは?

バイクで走る楽しさを感じさせてくれるハイブリッドなスクーター!

 最後に試乗したのはハイブリッド仕様のPCX HYBRID(ハイブリッド)です。従来のガソリンエンジンにモーターアシストがついて、パワーと燃費が向上するというモノだそう。スクーターのハイブリッドは初めての体験で、エレクトリックモデルと同じくワクワクして試乗に臨みました(笑)。

バイクとしては希少な存在である「PCX HYBRID」

 車格はガソリンエンジンモデルよりも少しふっくらしてるかな? という程度。大きすぎず小さすぎずで扱いやすく、ほどよいサイズ感です。またがった感じは、ガソリン車のスタンダードモデルと同じで両足の親指がしっかり接地するくらい。重量はハイブリッドモデルの方が5kg重いですが、取りまわしてもあまり違いは感じられません。

 左グリップにあるスイッチボックスには、「S」と「D」のモード変換スイッチがあって、人差し指でポチッと操作するようにデザインされています。力強い走りをアシストし、扱いやすさと低燃費を両立させた「Dモード」、アシスト力を強めてスポーツ性を高めた「Sモード」、Dモードでアイドリングストップを使用しない「アイドリングモード」が選択できます。ここを使うのも楽しみなのです。

 再び市街地走行です。最初に「Dモード」でスタートしてすぐに気づいたのが出だしの力強さ。モーターで3秒間アシストし、最大トルクを発揮。1秒で穏やかにアシスト終了するというもの。この4秒アシストがスゴい。パワーをしっかり感じるのですが、加速が非常にスムーズで自然なのです。デジタルメーターに「CHARGE」と「ASSIST」の表示があり、アシストシステムの作動状況をお知らせしてくれます。

 これが視覚的にも「アシスト効いてる感」があって楽しい。私は単純なタイプなので、気分が上がります(笑)。信号待ちで停車するとスッとアイドリングがストップ。従来のスタンダードモデルよりも素早く感じます。これが気持ちいいのです。エンジンのリスタートもレスポンスよく、アクセルを開ければアシスト表示とともに気持ちよく加速していきます。

 しばらく楽しんだ後、ポチッと人差し指でスイッチを切り替えて「Sモード」に。走行中でも操作可能で、デジタルメーター左側に表示されていた「D」が「S」になります。グンと加速力が増して、キビキビした感じになります。

 スイッチオンと同時にドカーンと加速……といったマンガみたいな展開はありませんが(笑)、アクセルをオフにした時の減速はスムーズで、スポーティーだけど優しく自然な印象です。エキサイティングというよりは、軽快さと爽快さをスマートに楽しむ感じ。バイクが好きな人なら自然に笑みが浮かんでしまうのではないでしょうか。スクーターでもこんなに楽しめるんだ?と実感しました。
 
 この楽しさのヒミツは、燃費よりもアシスト力を重視していることころにあるようです。燃費は確かによくなりますが、60km/h定地燃費値の2名乗車時での差は、ガソリンモデルが54.6 km/L、ハイブリッドが55km/Lとさほど大きく変わりません。ハイブリッドはエコだからちょっとバイクとしては物足りないかも……と勝手な印象を思っていたのですが、エコで楽しいという嬉しいサプライズがありました。

【了】

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