BMW Motorrad新型「S1000RR」試乗!日本での発売は7月上旬予定

排気量999cc並列4気筒エンジンと最新の電子デバイスを搭載したBMW Motorradのスーパースポーツモデル「S1000RR」は、2009年の登場以来多くのモータースポーツファンから注目を集めるモデルです。

怒涛の207馬力!最高299km/h!車体重量197kg!でも乗りやすいバイク?

 BMW Motorradは2019年3月に新型「S1000RR」のプレス向け試乗会をポルトガルのエストリルサーキットで開催しました。登場から10年目のフルモデルチェンジ、新型「S1000RR」の走りに期待が膨らみます。

 テスト車として用意された「S1000RR」は、BMW Motorradとしては初となる「Mパッケージ」仕様で、BMWモータースポーツカラーを纏い、市販公道用モデルとしては初となるカーボン製ホイールを装着します。電子制御やセミアクティブサスペンション、シートなどの専用パーツを備えたトップグレードモデルです。

BMW Motorrad新型「S1000RR」試乗する筆者(松井勉)

 BMWはこれまで、2輪のスペシャルグレードモデルに「ハイ・パフォーマンス」の頭文字をとった「HP」という呼称を与えていました。過去には4機種のスペシャルモデルもリリースしています。今後BMWは2輪にも、4輪で馴染みの深い「M」の名を冠し、パフォーマンスキャラクターのモデルラインを展開する、というのが今回の取材で得た情報を元にした筆者の予想です。

 テスト当日、ポルトガルのエストリルサーキットは天候に恵まれず、昼までは曇り、午後から雨となってしまい、慣熟走行(ウォーミングアップ)こそセミドライで走れたものの、続く2本のセッションはレインタイヤを装着して走るほどの雨量でした。しかし、コンディションが悪いなか、新型はその実力の片鱗を惜しみなく発揮します。

 レインモードでは、1~3速までのトルクデリバリーを抑えた設定となるそうですが、旋回時に感じる確かなグリップ感、細身になった車体とアップライトな乗車位置、開いた角度になったハンドルバーの組み合わせで、濡れた路面でも自信を持って走れます。

ワールドローンチにはテスト用のBMW Motorrad新型「S1000RR」がズラリと並ぶ

 リアタイヤの空転を防止するトラクションコントロールの介入も滑らかで、ギクシャク感は前モデル以上に少ない印象です。また、フロントサスペンションが地面に対して立っているように感じられたため、やや内向性が強いのではと想像しましたが、旋回性はスムーズで、タイトコーナーから180km/h程度まで加速して旋回する高速コーナーまで、意図したラインを外すことがありません。

 乗りやすい……とにかく乗りやすいのです。4速以降はフルパワーになるとのことで、ストレートでは207馬力を堪能しました。

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