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ホンダが目指す電気バイクの未来 新たな可能性を探求した2種類の電気プロトバイクに込められた想いとは?

ホンダは、1990年代より電気バイクの開発に着手しています。東京モーターサイクルショー2019では、その最新プロトタイプが登場しました。

国内外の実証実験で着実に前進するホンダの電気バイク技術

 ホンダは、ガソリンエンジンの代わりとなる電気動力搭載スクーター「CUV ES」を1994年に発表。同年3月10日より官公庁や地方自治体などに200台限定でリース販売しました。

 当時のホンダの資料によると「CUV ES」は、出力0.58kwのブラシレスモーターの動力と、ニッケル・カドミウムタイプのバッテリーを搭載することで、一回につき最大8時間の充電で61kmの走行(30km/h定地走行)が可能となっています。

1994年に登場したホンダの電気バイク「CUV ES」

 その後も、ホンダは電気バイクの開発に積極的に取り組んできましたが、2004年に「原付電動二輪車」、2010年にビジネスユース向けの「EV-neo」などの車種を発表し、日本のみならずスペインなど海外での実証実験も行ってきました。

 さらに、2018年11月には125ccクラスのスクーターと同サイズのボディを備えた「PCX ELECTRIC」のリース販売を企業や個人事業主に向けて開始。2019年3月には「ソフトバンク」やレンタル事業を展開する「宮古カレン」と連携し、宮古島でPCX ELECTRICのレンタルサービスもスタートさせています。

ホンダが見据える電気バイクの未来とは

 ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長は、東京モーターサイクルショー2019で、今後の電気バイクに関する取り組みについて以下のように話します。

「ホンダは、次世代に向け、化石燃料の代替エネルギーとしてハイブリッドを含めました電動化への動きを活性化して参ります。

 昨年、環境への対応と走る楽しみを両立させた、PCXハイブリッドとPCXエレクトリックをご用意いたしました。

 PCXエレクトリックにつきましては、今後の本格的な電動化に対応し、より良い電動二輪車のあり方について知見するため、都市部におけるモニタリングといたしまして3月より宮古島でのレンタルサービスを開始させましたが、さらに年内に首都圏でのシェアリングにトライしていきます。

 そのPCXエレクトリックに続く、電動二輪車の第二弾として、よりハードな使用条件下にも対応できるビジネス電気バイク、ベンリー・エレクトリックのプロトタイプをワールドプレミアとして3月22日に発表したいと思います。

電気バイクの最新プロトタイプ「ベンリー・エレクトリック」

 発表、発売日や価格、スペック、販売方法の詳細につきましては正式発表までお待ちいただきますが、現在、発売に向けまして鋭意開発中であることを皆様に発表させていただきます。

 また、今回、電動二輪車にとってより過酷な環境下であるモトクロスを想定し、CRエレクトリック・プロトタイプを開発いたしました。このCRエレクトリックから得られるノウハウを蓄積し、今後のオフロードのみならず、オンロードのスポーツ走行の研究を継続して行ってまいります。

 今後、ガソリンエンジンとは異なる電動車の様々な課題に対して真摯に向き合い、将来の市販電動二輪車の開発にも応用することを目的にチャレンジして参りたいと考えております」。

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