乗り心地とスタイルを左右する重要要素 千差万別に広がるカスタムシートの世界

バイクの乗り心地やスタイルを左右するシートには様々な形状が存在しています。ここでは主にハーレー・ダビッドソンのカスタム車両で装着されることの多いものについて、その名称や特徴に触れていきます。

千差万別に広がるハーレー&チョッパーのカスタムシート

 スタイルのみならず、乗り心地にも直接的に左右するもの……ハンドルと並び、カスタムの第一歩として最初に交換したいパーツに挙げられるシートは、そんな機能パーツとしての側面を持っています。

一点物のシートを装着したハーレー・ダビッドソンのカスタムバイク

 ハーレー・ダビッドソンやカスタム・スタイルのひとつであるチョッパーの世界に於いて、この箇所のカスタムが頻繁に見られるようになったのは、様々な事例から考慮すると1940年代から50年代と想定できるでしょう。

 その当時は、ノーマルの車両を軽量化し、レーシングバイク的にモデファイしたBobber(ボバー)が全盛の時代でしたが、事実、カスタムシートメーカーとして知られるBATES(ベイツ)の創業は1949年となっています。

 旧いハーレーの特徴である左右分割のガソリンタンクの中心に備えられた“Teeバー”でマウントされたシートは、リアサスペンションを持たないリジッドフレームでもフワフワとした乗り心地を実現し、スタイル的にもゴージャスでラグジュアリーなムードとなっているのですが、やはりスポーティーなライディングを行う際には不向きと言わざるを得ません。

 それをシンプルなツインスプリングでマウントするコンパクトなソロサドルシートに換装することでシートのカスタムは発展してきたのですが、1970年代にチョッパーが黄金期に差し掛かると様々なスタイルへと枝葉を伸ばしていきました。
 
 ちなみに現在も代表的なシートメーカーとして残るMike Corbin(マイク・カービン)が創業したCorbinは1960年代後半に電気通信事業会社として設立され、1968年からシートに集中して事業を展開。レザークラフトマンのBob LePera(ボブ・ラペラ)によって設立されたLe Peraも、その創業は1972年です。

 ハーレー・カスタムやチョッパーの世界で現在は様々なバリエーションに広がったカスタムシートですが、ここからはそれぞれをタイプ別に紹介し、ごく簡単に解説していきましょう。

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