スポーツスクーターでヤマハとガチンコ勝負!? キムコ「AK550」の高い運動性能はサーキットで走りたくなる!
なんと、街乗りだけでは物足りない動力性能!!
さて、水冷DOHC4バルブ並列2気筒270度クランクの新開発エンジンはスロットルレスポンス鋭く、加速は強烈としか言いようがありません。

2in1マフラーが奏でるサウンドは迫力があって高揚感に満ちあふれたものですし、あっという間に後続を引き離すダッシュ力は、街乗りだけでは満足できないかもしれません。
欧州には速度無制限のアウトバーンもありますが、そんな超ハイスピードレンジでもクルージングできる力強さがAK550にはあるのです。
雨が降ってウェット路面になれば、このレスポンシブなトルクフィールは扱いづらいと感じるかもしれません。そうならないため、2つのパワーモードを備えているから感心します。コンディションが良くスポーティに走りたいときは「フルパワー」に、滑りやすい濡れた路面では「レインモード」を選べば、あらゆる気象条件でアクセルを不安なく開けていけるでしょう。
270度クロスプレーンエンジンは、ノンビリ走ると鼓動感もあって心地良く、ジェントルに流してロングツーリングに出掛けても退屈知らずです。ウインドスクリーンは2段階調整式で、高い位置を選べば高速巡航もより快適になります。
コーナリング性能も高く、バンク角がとても深い。ハンドリングは軽快ながら落ち着いていて、切れ込みやアンダーステアはなく狙ったラインを外しません。

アグレシッブにコーナーを駆け抜けることができ、エンジンのパワフルさといい卓越した旋回力といい、試乗会をサーキットで開きたくなるのも納得です。もしまたクローズドコースで試乗会があるのなら、ぜひとも呼んでいただきたいと思うほどのスポーツ性能の高さ。本格的なサーキットをハードに攻め込んでも、きっと楽しいに違いありません。
キムコ「AK550」の車体価格(税込)は127万4400円で、ヤマハ「TMAX530 SX ABS」の124万2000円や「TMAX530 DX ABS」の135万円と拮抗しています。
【了】

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。












