車体のコントロールに重要な背中の筋肉を効率よく伸ばす 疲れを癒しながら柔軟性を確保するストレッチとは!? ~バイクdeストレッチ Vol.16~

バイクdeストレッチ、現在のパートでは体の柔軟性を高めたり、ライディング後の疲れを緩和したりする、静的ストレッチをMIOさんとともに解説していきます。

4.体の柔軟性を高める『静的ストレッチ』

 前回までは体の前面を伸ばすストレッチを紹介してきました。しかし筋肉というのは、一方が縮めば、反対側が伸びるという具合で働いています。これを“拮抗作用”と言います。そのため、特にロードバイクなど前傾姿勢を強いられるタイプでは、体前面の筋肉が固縮する分、背中の筋肉は引き伸ばされたまま固定されてしまいます。

そこで今回は、背中の筋肉を効率良く伸ばし、疲れを癒しながら柔軟性を確保するストレッチを紹介していきます。

ヤマハ「トリシティ155」とMIOさん

4-4 広背筋を伸ばすストレッチ

① 脚を骨盤より広く開き、背中をまっすぐ伸ばして立ちます
②このときに、膝がつま先より前に出ないように気を付けて、お尻を突き出すようにして腰を落とします。そして左手を左膝に、右手を後頭部に置きます
③右腕の肘がリードしていく感覚で、斜め左前方向に上半身をひねって、腰から首の後ろの筋肉を伸ばしていきます。あまり強く伸ばさず、「気持ちいい」と感じるところで止めて、20秒ほどキープします
④ゆっくり上半身を戻して、10秒ほどインターバルを取ります。そして右手を右膝に、左手を頭の後ろに置きます
⑤姿勢が崩れないように注意しながら、反対側も同じように上半身をひねって30秒ほどキープします。左右両方とも、ストレッチしているときには、息を止めず、普通に呼吸するようにします

 ツーリングの休憩中に実行すると、背中の強張りが抜けていくのがわかるはずです。日常生活でも、仕事で長時間のパソコン作業を続けて肩や腰の筋肉が強張ったときに行うと効果的。中腰姿勢がきつい人は、椅子などに座って行っても大丈夫です1日に何度行ってもいいので、ゆっくり、じんわり伸ばしてください。

 また、背中の筋肉の柔軟性が左右アンバランスになることで起こる、姿勢の歪みや腰痛、膝痛、そして肩こりなどの解消にも効果が期待できます。そんな症状がある人も試してみてください。

広背筋は、柔軟性を高くして車体をコントロールするのに必要な筋肉です

「広背筋は上半身を支えたり、相手のパンチや蹴りをさばいたりするときにも働く重要な筋肉です。格闘技でも鍛えると同時に、柔軟性が高くなるようにトレーニングします。たぶんバイクに乗るときも、車体をコントロールするのに重要だと思います。しっかりストレッチしてくださいね」

 MIO
 初代シュートボクシング日本女子ミニマム級王者
 Energy Fight×Shoot Boxing 48kg級王者
 41戦37勝(4KO)4敗
 1995年、大阪府大阪市出身。身長153㎝、体重48kg(試合時)の小柄な体型ながら、破壊力抜群のスピードのあるパンチと鋭いキックを繰り出す。

【了】

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